海外遠征準備:自転車をアメリカから日本へ発送


目前に控える香港と日本行きに備えて準備。

アメリカから日本へ自転車海外発送


今回は日本でヒルクライムレースに出るということでまずはロードバイクを送る必要がある。

輪行も考えたが、香港経由であるため超過料金がニューヨーク→香港、香港→日本で2倍かかること、小さい子どもも一緒なので自転車と子どもを抱えての移動は無理があることを考え、あらかじめ発送しておくことに。


まずはUSPS(アメリカの郵便局)で送料を計算しようとすると、荷物のサイズ制限を越えていて国際便不可とのこと。

次にFedExで送料を計算してみると・・・



安くて736ドル?!


次にUPSでも送料を計算。



884ドルでFedExより高い・・・。


藁をもつかむ思いで、以前ニューヨークに駐在に来たときに使ったヤマト運輸を調べてみる(当時は会社の金だったので自分で払っていないが)。

と、オーバーサイズ宅急便410ドルという安い値段が出てきた。


これはヤマト便にしようと思い、問い合わせてみてわかったのは・・・

  • Drop Offは平日の日中のみ
  • 関税がさらにかかる

特に最初の制限はきつく、仕事で平日夜か週末しか自由に動けない自分としてはDrop Offすら難しい

半休なりの休みがとれれば、半日だけ休んでDrop Offということもできるのだが、すでに長期休暇の直前ということもあり仕事も溜まっており、その前にさらに半休を取れる余裕もない。


これはヤマトも難しいかと思いつつ、途方に暮れながらネットを検索してみると、BikeFlights.comという自転車発送サービスがあることを発見。


オンラインで送料を計算してみると、なんと280ドル!



FedExに比べて半額以下ということで、あまりにも安すぎる・・・。

うまい話には裏があるということで、ネットの評判を調べてみる。

と、同じようにフォーラムで質問している人がいて、すでに利用した人たちからはかなりの高評価。

曰く、「なんでこんなに安くできるのか知らないけどちゃんと届いたから文句は言わないよ!」

しかもスタッフは自転車乗りということで、自転車発送なら任せてくれとのこと。


BikeFlights.comで発送


ということでBikeFlights.comで発送依頼をすることに。

スタッフの対応も迅速で、すぐに必要な書類の準備を教えてもらう。

日本への海外発送で特に必要なものは以下

  • パスポートコピー
  • 日本の税関申告書
  • 発送物(自転車)の写真
  • イベント参加証明書

最後のイベント参加証明書がポイントで、通常、普通に海外から商品を買ったり、海外で購入した商品を個人で送付すると関税がかかるのだが、イベント参加のために自分の所有物(いわゆる中古自転車)を送る場合は関税が免除される場合があるらしい。

今回はローチケ(ローソンチケット)でイベントの登録をしたのだが、ローチケには英語版のページがない・・・。

幸い、日本の税関職員が読めればいい(=日本語でもかまわない)ということで、登録確認のページを印刷して添付。

その後BikeFlights.comから、手続きを終えた発送書類一式が送られてくるので、その書類を印刷してFedExにDrop Off

そう、なんとBikeFlights.comも発送業者はFedExを使っているのである。

個人でFedEx発送にすると736ドルかかるのが、なぜか業者を使うと280ドルになる・・・。

なんでなのかと思ったのだが、その疑問は発送後にだいたいわかることになる。


ロードバイク発送


週末、自宅近くのFedExにDrop Off。

FedExは平日は夜11時まで、土日も夜9時までやっているので平日の日中は動けない自分のような人間にとっては最適。

その後荷物トラッキングサイトでチェックしていくと・・・。
  1. まずニュージャージー州のニューアークに到着。おそらくニューアーク空港から発送されるものだと思う。
  2. 翌日、テネシー州のメンフィスに到着。なぜにテネシー?



  3. 同日、アラスカ州のアンカレジに到着。アンカレジ・・・?


  4. 翌日(早い!!)、大阪府の泉南市に到着
  5. 翌々日、税関で時間を取られたのかそのプロセスが終わったようで日本国内を移動、その翌日に無事実家に到着

このトラッキング結果を見るに、おそらく荷物に余裕がある航空貨物便に相乗りする形で各便を経由して日本まで運ぶのでこんなに安くできるのであろう。

思うに、個人でFedExで発送するのは、いわば直行便の指定席で、おそらく736ドルかけるとニューアーク空港から直接日本に飛ぶと思われる。

一方で今回の業者の発送方法は経由便自由席的なもので、空席率の高い経由便を利用すると航空券が安くなるのと同じような効果が出ているのだと思う。

なにはともあれ無事到着。

といってもスプロケットやシートポスト、サドルがついておらず、まだReady to rideの状態ではないので、日本到着後別途取り付けをしないといけないのだが・・・。

4 件のコメント :

  1. 自分がカナダから日本に来る時は段ボールに入れて持ってきました。
    Air CanadaからJALへの乗り継ぎで、JALの方だけサイズオーバーだったんですけど、追加料金は取られませんでした。
    ラッキーだったです。

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    1. それはラッキーでしたね。自転車の追加料金は航空会社によって違っていて、以前欧州へ輪行したときはわざわざ追加料金が取られないインドの航空会社を選びました。

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  2. 通りすがり2017年10月7日 18:22

    ちょうどebayで自転車を購入しようとしていて、セラーにどう送ろうか交渉していて、この記事に遭遇しました。。FEDEXなら、まだ馴染みがありそうで交渉が進みそうです。有難うございました!!

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    1. お役に立てたようでよかったです。自転車の輸送はサイズも大きいし金額もかかるので悩みの種でしたがこの業者のおかげで随分楽かつ安くいけました。

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