オケモのレースは出走が10時半と遅いので十分睡眠をとって遅めに起床。
ただ風邪の調子は治らず、悪化せずで、鼻が出たまま準備開始。
と、トイレに入るとお腹の調子も悪いようで、そういえば去年のオケモでは風邪の症状はなかったものの同じく腹を下してレース前にトイレに3回も行ったなぁと思いだす。
今回出走時間が遅いことに加えて、ホテルの敷地がスタート地点になっていることもメリットの1つ。
部屋からそのまま駐車場に降りて自転車をセットアップ。
ウォームアップでは不安なフロント変速の調子を確かめる。
最初の平坦区間と上り始めのきつい20%の傾斜区間を20分強走ってウォーミングアップ終了。
去年と同じくすでに直射日光がめちゃくちゃ暑い。
終了後は自転車を車に入れて部屋に戻る。
家族もみんな風邪気味という中なので応援にも出てこれず、寝入っている家族を起こさないように最終準備を整えて静かに部屋を出る。
出走20分前に外へ。
と、Iさんといまっちさんに合流。
しばらくして出走選手がスタートラインに並んで注意事項の説明が始まる。
去年はこの長ったらしい説明を聞いている間にすでに直射日光と暑さで喉が渇いてしまい、ウォーターボトルを持ってこなかった自分は脱水症状への道を歩み始めていた。
今年はその反省を踏まえてふんだんに給水を用意しているので問題なし。
それでもウォーターボトルのハイポトニックウォーターを飲むとすでに温かくぬるま湯のようになっていて今回も暑いレースになることは想像に難くない。
そしてレース開始。
まずはいきなり急カーブの下りが連続するが、スタート直後かつニュートラル区間ということでスピードも出ておらず無難にクリア。
平坦区間に出ると予想外にスピードが伸びている。
10メートル近く離されてしまい急いでブリッジをかけるが、ギアが足りないので130rpmで回してじわじわと追いついて地味に脚を削ってしまう。
集団に戻ると予想外の伸びの原因が判明。なんとヒルクライムレースの平坦で2人ほど飛び出してアタックをかけている・・・。
結局集団に吸収され、何の逃げも決まらないままクライム区間へ。
いきなり20%ほどの急勾配が待ち構えており、自分も6倍ほどで上るが、周りはそれ以上出しているのかそれでも遅れ気味。
ふと前を見るといまっちさんが先頭集団とともに遥か遠くへ。
上り区間に入ってから3分半後、先行していたIさんに追いつく。
自分はペースを乱さないように坦々と踏みながら、しばらくIさんと並走。11%平均勾配のレースで自分と並走しているということは体重差からいって370W以上で走っているはず・・・、とIさんのペースを心配せずにはいられない。
走っていて感じるのはオケモのような勾配がよく変化するコースプロファイルは苦手だということ。
トルク変動幅が狭いのか、ギアレシオが飛びすぎなのか、その両方なのか、一枚重くするにはきつく、かといってそのままでは軽すぎて出力が落ちるという区間が幾度となく登場する。
去年と同じく直射日光が注ぎ、山の東斜面を上り日陰が少ない前半区間は暑さで体力を奪われる。
それでも今回はウォーターボトルを準備してきているのでぬるい水分補給をしながら走る。
周りがダンシングで登る中、自分は維持可能なペースに納めるようにシッティングで堅実に回す。
さらに進むと日陰区間に入って暑さが和らぐ。
そしていまっちさんとIさんご家族の応援を受けて進む。
すでにいまっちさんは遙か先で見えなくなっている。
Iさんは少し後ろで並走からは抜け出した感じ。
その後もところどころで日陰がない区間もあり、やはり暑さと戦いながら進む。
ふとサイコンを見るとやっとクライム区間の3分の1を終えたあたり。
暑い、ひたすら暑い・・・。もう二度とレースをしたくないと去年思ったのは間違いではなかった。
ある程度進むと周りの選手も少なくなり、自分との戦いになる。
サイコンのケイデンスとパワーを確認しながら進む。
リフトを過ぎると残りは(まだ)3分の1ほど。
その後、数人抜いて、最後はラストスパートをかけて3人抜いてゴール。
山頂で以前知り合ったジャックや他の選手と話す。
あとでリザルトを見るとジャックは年齢別2位。いまっちさんは1位で自分は3位であった。
表彰台が全員知り合いというのはこれまたすごい。
一方で自分は去年のタイムより43秒遅く、課題を残す結果となった。
ただ、脱水症状でその後体調を崩した去年に比べれば終始自分の制御内でレースが出来たので追い込みすぎてオーバーヒートしないという部分では及第点だったかもしれない。
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