2回目のオケモ:家族旅行に命をかける男



今回のオケモ遠征は家族と一緒に行くので家族旅行を兼ねている。

家族旅行・・・懐かしい響きである。


学生や青春真っ只中の人、または独身でイケイケ(死語)の人、日々自宅警備員として過ごす人の中には、「家族旅行なんてダサい」「友達や恋人と旅行に行く方がいい」「リア充爆発しろ」と思っている人もいるかもしれない。

が、歳を重ねるに連れて、家族みんなで想い出を作ることの貴重さ、重要さを身に染みて感じてくる。

1人暮らしのときはあまり感じていなかったが、仕事の「重要な」会議なんかよりもよっぽど重要である。

あと10年後、そして20年後・・・、子どもは独立して離れて暮らしてるかもしれない、不幸な病気や事故で家族の誰かが欠けているかもしれない。

と思うと、この瞬間、瞬間が掛け替えのないものなのだとわかる。

あとで後悔しないためにも、今から想像の中で先に後悔しておいて、これからの未来を悔いのないものにするために現実でやり直そう。


ということで、一生に一度しかない2016年6月の一大イベントである。


朝、荷物を用意して出発の準備。

小さい子どもがいると荷物も増えるし準備等の時間もこれまで以上にかかる。

あいにく2日ほど前から子どもが鼻を垂らしており、自分も昨日の朝、通勤のときから喉に違和感が出て風邪の初期症状・・・。

風邪薬やミネラルウォーターも多めに用意。

自転車と合わせると車に積み込んだ荷物はパンパン。本来なら緊急事態に備えてスペアの前後ホイールも持って行きたかったのだが断念。

予備のタイヤとリムテープは持っていくが、3年前のグレイロックヒルクライムのように出走直前にパンクしてしまったらDNS確定である。


日光が燦燦と降り注ぐ好天の中、車は一路北へ。

ヒルクライムレースの遠征をするようになってから毎年何回か同じルートを走っているので手馴れたもの。

ただ今回は風邪の症状を悪化させないためにのど飴を何個もなめながら運転を続ける。

ニューヨーク州州都のオールバニを越えてトロイの町を抜けるとバーモント州へ。

ベニントン手前でルート7に乗ってバーモントを北へ。エキノックスの山を右手に見ながらそこからさらに1時間以上かけてオケモがあるルドローの町へ入る。



1年ぶりにオケモリゾートに到着。



チェックインを済ませる。



が、部屋にクリブ(ベビーベッド)が用意されておらず、受付で話してセットアップしてもらう。

その後買出しへ。



ミネラルウォーターを追加で買出し、さらに冷蔵庫が部屋になかったのですぐ飲める用にパックされたフォーミュラ(幼児用ミルク)を購入。

ついでに去年ピザを食べた店でアイスクリームを購入。期待していたバーモントならではのメープルジェラートは甘すぎて期待はずれ。




宿に戻ると今夜は無料屋外コンサートということで外でバーベキューが売られているのでそれを夕食に。



いまっちさん、Iさんご家族と合流して腹を膨らませる。

ひと段落したら体調も下降気味なので翌日に備えて早めに就寝。

明日のレースに備える。



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