汕頭ウルルン滞在記第2回:深圳北駅の巨大ターミナルで~人民の多さに~圧倒されたぁ~



中国の高速鉄道(高鉄と呼ばれる。日本の新幹線に相当)に乗るために一大ターミナルとなっている深圳北駅へ。



深圳北駅に着いて時計を見ると出発まで20分ほど。

急がないとまずいと思って地下鉄から降りて案内に従い高速鉄道のターミナルへ・・・。




が、目に飛び込んで来たのは日本やアメリカでも見たことないような巨大な空間・・・。



「これは間に合わないかもしれない・・・」と思っていたら間に合わないどころか大変なことになった。


まずネットで予約&支払い済みの切符を取り出すため自動切符受取機へ。

が、どうやら中国籍の身分証明証のICチップを読み取るらしく、日本のパスポートを持っている自分と香港の非ICチップの身分証明証しかない同行者は切符を受け取れず。

しょうがないので奥の窓口へ行くが、すごい人の列・・・。



その時点ですでにあと10分ほど。

待っているとどんどん時間が過ぎていき、その間にも割り込もうとする中国人多数。

「時間がないんだ、入れてくれ」と言ってくる若者がいれば、「こっちだって時間がないんだ」と押し返し、中には何も言わずに割り込んでくるおばちゃんも。

そんなことを繰り返し、30分ほど待ってやっと窓口に。



すでにこの時点で出発時間は過ぎているので相談すると、「ここではネット予約の切符引渡ししかできない」「元の(すでに出発時刻を過ぎた)切符を発行するので、それを持って南側の窓口へ行けば手数料を払って出発便を遅いものに変更できる」と言われる。

窓口でやりとりしてる間にも、横から割り込みをしてきたり、中には強行的に身分証明証を横から無理矢理窓口の奥に入れ込むやつまでいたが、窓口の係員はもう慣れっこなのか「並べ!」と一喝して突き返す。

そして言われた通りに南側の切符窓口へ。

ただこの北側の窓口と南側の窓口も離れていてそこまで行くのにまた時間がかかる。

さらに南側の窓口もすごい列でまた30分ほど並ぶことに・・・。



やっとのことで1時間後出発の切符に変更してもらう。




1時間後ということでまだ時間はあると思ったが、これまでの人、人、人の行列地獄を考えるに、1時間あっても早めに電車に乗ってしまった方がいいと思い、休む間もなく改札へ。

その判断はまさに正解で、切符があれば日本やアメリカの感覚では、改札でホームだと思っていたのだが、まず並ばされるのは身分証明証と切符の名前の照合確認。




その確認が終わって次に並ばされるのはX線検査。



すでにその時点で残り時間は30分を切っている・・・。

やばい、間に合わなかったらどうしよう、と思いながらも残すはおそらく改札だけ(というかここまで来てもまだ改札を通過できてないという・・・)。

電光掲示板で自分が乗るプラットフォームを確認し急ぐ。



駅構内といっても広いので改札口までの移動も一苦労。



もちろん改札前でも行列。



残り10分を切って改札通過まであと少し・・・。

が、改札の機械が故障して列がストップしてしまう。

すかさず係員が手動でモギリを始め、みんなそこへ雪崩れ込む。

機械より手動の方が早いというのがなんだかなぁではあるが、残り7分というところで改札を通過してやっとホームへ。

「和谐号」・・・。



和諧とは和諧社會に代表される共産党のスローガンで、「みんな協力し合って仲良く社会を作っていきましょう」という民度向上政策としてよく聞く単語である(2004年の中国共産党社会発展戦略目標に掲げられた)。

逆に言えば現在の人民の民度の低さを表しており、老人会の名称が「はつらつ会」だったり「すこやか会」だったりで願望が込められているのと似ている。

ということでホームに下りると、なんと自分たちの指定席は反対側の最後尾の車輌。

そこから3分ほど歩いて、出発間近になってしまったので途中で車内に入って移動。



結局ギリギリで席に着いて列車が動き出す。


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