というか辛いものと甘いものを交互に食べるなんて体に悪いことをしたもんだから腹痛がずっと続いたんだろうが、それでも一年に一度のこの機会、食べずにはいられなかったのであった。
かくすれば かくなるものと 知りながら 止むに止まれぬ 大和魂
ということで香港で食べたスイーツをご紹介していきたい。
美心餅屋
まずは美心(メイサムと読む。「みここ」ではないので注意)。
餅屋(広東語で「ベンオッ」)はベーカリーのことで、いわゆる自家製の菓子パンやケーキを売っている店。餅屋(もちや)ではない。
香港の有名チェーン店だけあってそれなりのレベルのスイーツを提供しており品質も安定している。
朝食代わりにベーカリーを少々。
アメリカの大味&大型のドーナツと違い、むしろ日本のドーナツに近い香港のチョコリングドーナツ。
ケーキも物色。
アメリカでは繊細な味を期待できないマロンケーキも納得の味。秋ならではの季節のスイーツといったところか。
そして香港(というかマカオ)名物のエッグタルトも。
まあまずくはないがそれなりの味。
チャイナタウンの飲茶レストランにあるエッグタルト点心よりは上だが、エッグタルト専門店には及ばない。
DOUX
お次は渝酸辣粉を食べた後、地下鉄に乗ってビクトリア湾を渡り、旺角にあるDOUXへ。
こちらは香港のテレビ番組で紹介されていて、次に香港にいったときに試してみようと思っていた店。
普段あまり見ることのない高層階からの旺角の街並み。
下を見るとせわしなく動く人や車が見える。
まずはトウモロコシを使ったコーンアイスにココナッツアイスを添えた一品。甘めのお茶と一緒にいただくというエキゾチックな感じ。
そしてテレビで紹介されていたスイーツをミーハー心丸出しで頼む。
この写真、単にメニューの表紙のようだがこの絵みたいなものがメニュー写真で、アートっぽく、食べられるスイーツでデザインしてくれるというもの。
季節によってデザインは変わるらしいが、今回運ばれてきたのは真ん中に壷のようなオブジェが乗ったスイーツアート。
壷に液体を注ぐと煙が出るという演出。
液体窒素のようなものを使っているのか、注がれた液体は固まって抹茶アイスクリームになり、壷はチョコレートでできている。
インパクトは抜群で、Facebook利用率世界一という香港人にとってはたまらないのかもしれない。
Facebookの最新の利用状況調査によると、香港人の10人中6人がFacebookを利用していて、対人口比では世界一であるとのことです。
Facebookの今年第二四半期の調査によれば、香港のFacebookのアクティブユーザ(1ヶ月以内にログインしたユーザ)数は430万で、人口比で60.1%を占めるとのこと。
香港人は世界一のFacebook好き
今回も、他の客はデートだったり誕生日を祝いにきている感じ。
が、名よりも実を重視する自分としては、肝心のスイーツの味は微妙だったので低評価。
見栄えがしなくてもいいから美味いものを食べたいのであった。
茶木 Tea Wood
馬鞍山では台湾系カフェの店、茶木(広東語では「チャーモッ」と読む)へ。
カフェと言っても普通に主食も取り扱っているのだが、例の如く腹痛で食欲も沸かない自分はとてもではないが主食をガッツリ食べられる調子ではなかった。
せめてスイーツだけはということでハニトーを頼む。
このハニトー。トースト部分が特徴的で、普通の食パンではなく、カリカリのパイ風生地!!
しかも中身がくりぬかれており、キューブ型のカリカリサイコロハニトーで食べやすくなっているという好感触ーーッ!!
食パン版ハニトーでは中身の部分がもっさり重くてボリュームのあるハニトーだが、こうしてパイ風かつくりぬかれていることでサックリしていて軽い食感のハニトーを実現させている。
当時は腹痛と闘いながらフードファイトしているような時間だったが、あらためてゆっくり食べたいハニトーであった。
今回の旅行で食べたスイーツの中ではトップクラス。
ちなみに別途いただいたマンゴーケーキもなかなかであった。
シャトレーゼ
お次はまたまた馬鞍山のモールに入っているケーキ屋へ。
ここは日本に本店があるようで、日式(「日本風」のこと)ケーキをウリにしている。
店員も雰囲気を醸し出すためか、「イラッシャイマセー」と非ネイティブのイントネーションで挨拶してくれるが、まさか相手が日本人だとは思ってもいないだろう。
ショーケースには美味そうなケーキが並ぶ。
日本をウリにしているだけあって日本産を強調するものも多い。
うちの子が気に入っていたのでクマさんのケーキも購入。
ただメインは2種類あったマロンケーキ。
1つは普通のモンブラン、1つは濃い目の濃厚マロンということだったがこの季節ならではの味覚を堪能させていただいた。
Parkview
最後の夜はParkviewというイタリアンレストラン。
ちなみにレストランは入口で人数を入力すると整理券で待つシステムがそこらかしこに普及しており、ここの店だけでなく空港の翡翠拉麵小籠包や上でご紹介した茶木でも同様のシステムがあった。たしか去年までは全然見かけなかったので短い間で随分と変わるものである。
またまた馬鞍山のモールにある店。
せっかくだからガツンと中華をたらふくいきたかったのだが、体調不良でとてもではないが普通の食事が食べられる状況ではない。
モールを歩いてはトイレ、レストランに入ってはトイレ、注文を頼んではトイレという状況で、まともな夕食をとるのは無理。
メインディッシュは重すぎるが、それでもスイーツならば・・・ということで、最後の気合でスイーツを頼む。
これまたハニトーのアイス添え。
というか前回の店でもハニトーがあったが、香港ではハニトーブームなのか・・・。
こちらのハニトーも、普通の食パンではなく、デニッシュ風の生地だったのでそこまで重くない。
重くはない・・・のだが、腹痛と体調不良でボロボロの今の自分にとっては重すぎた。
途中トイレ休憩(というかトイレ戦争)しながらも、なんとか食べて終了。
もっといろいろ食べたかった、遠出もしたかった。
が、そんな時間的かつ体調的余裕もなかった香港滞在であった。
これから香港に行かれる方にはぜひ私の雪辱を晴らしていただきたいものである。
無念・・・。
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