【今度こそ】ビットコイン先物を取引した結果【買ってみた】



ビットコイン先物再び


前回、ビットコイン先物を取引しようと思ったが買えなかった。

というのも、先物取引の許可とは別に、仮想通貨先物取引の許可を取ることが必要だったことが判明(下画面右下の「United States (Crypto)」)。



指は無意識のうちに許可を取るをクリック・・・。

思い出すのは2007年、サブプライムローンのリスクが顕在化する中でシティグループCEOのチャック・プリンスが語った言葉。

“As long as the music is playing, you’ve got to get up and dance,” he told The Financial Times on Monday, adding, “We’re still dancing.”

Citi Chief on Buyouts: ‘We’re Still Dancing’

音楽が鳴っている間は踊り続けなければならないのであれば、取れる選択肢は二つ。

踊りに参加せず横目で見ているか、一緒に踊ってみるか。

ぎゅわんぶらあ先物中心派としては、先物になった限りは一度は戦ってみたい。

踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損損!

いざ、勝負


CBOE(シカゴオプション取引所)のページに行ってビットコイン先物をチェック。



中長期的にはショートだろうが、ビットコインで長期投資する気は毛頭ない。

そもそも先物は限月の期限が決まっているので短期勝負がキホン。

が、上場初日は15000ドルの初値だったようだが、すでに17500ドル付近まで上昇している・・・・!!!



なんという上昇速度・・・。

これは買い遅れると買い場を逃すかもしれない・・・。



ということでまずは1BTCを17500ドル(≒198万円)で購入

ちなみに(証券会社次第だが)ビットコイン先物の場合、ロングは17500ドル分で9000ドルの維持証拠金が必要となったが、ショートだと維持証拠金が跳ね上がり40000ドル必要になる

つまり、ロングの場合2倍弱のレバレッジがかけられるが、ショートでは逆に証拠金の44%弱しか売れないことになる。

これは目論見書にも書いてあったが、ビットコインのハイボラティリティに由来するものであろう。

たしかにいつかは弾けるバブルだろうが、これだけ暴騰しているビットコインで損失無限大の売りポジションはかなりリスキーである。

指値注文で売り抜け


とりあえずこれだけボラティリティが高いと指値も入れずに放っておくのは危険すぎるので、ロングポジションを取った直後に指値を入れる。

早く売り抜けるに越したことないのでチャートを確認。

が、まだ上場して2日ということもあり過去チャートがなく参考にならない。

4時間足でも情報が足りず、とりあえず直近でボックス相場っぽくなっている17500~18500ドルをレンジとして、少しバッファを持たせて18300ドルでリミットオーダー(指値)を入れておく。



もう夜遅かったのでそのまま就寝。

翌朝、指値が執行されたとの通知を受け取り戦闘終了。

手数料を引いて8時間半で789.98ドル(≒8万9千円)の儲け



ビットコイン先物の感想


結果だけ見ればさっと入ってさっと抜いた勝利。

ポジションを取っていた時間は8時間半なので時給にして1万470円。

しかも8時間半といってもその大半は寝ていただけ。

が、怖い怖い。

寝ている間も気が気でない。

さらにこの儲けも単に運が良かっただけの博打勝負の結果で、明らかに持続可能な収益にはならない

このストレスレベルと博打リスクを考えると割に合わない。

その理由はやはりビットコインの適正価格がわからないこと。

例えば原油。

原油であれば相場を主導する主要プレーヤーがOPEC、アメリカ、ロシアとわかっているので、キーとなる国家や企業の動向に注目していれば価格レンジがある程度予想できる。

アメリカのシェール企業の場合、1バレル50ドルを下回ると損益ラインを割るので生産量が低下し価格上昇圧力につながることがわかる。

米シェール企業が採算を維持するにはWTI原油価格で1バレル=50ドル前後が必要なことが、第2・四半期の各社財務諸表の分析からは読み取れる。

コラム:米シェール企業の採算ライン、原油50ドル前後と判明

ところがビットコインの場合はそれがない。

その背景にあるのは前回取り上げた通りビットコインの価値を担保する原資産がないことであり、原油のように相場の値付けを左右する主要プレーヤーが曖昧になっている点であろう。

ちなみに現在の取引シェアの4割は日本で、大半が個人の投機。

まさにカジノのギャンブルと変わらない。

10~11月は世界の取引の4割を日本円建てが占め、米ドルを超えて世界最大のシェアを握った。仮想通貨が決済手段として法的に認められ、値上がりを狙う個人マネーが流入している。価格が高騰する中で借り入れで取引金額を膨らませる投機的な動きもめだつ。取引拡大に投資家保護の仕組みが追いついておらず、今後の課題になりそうだ。

ビットコイン、取引シェア日本4割 個人の投機大半

やはりビットコインはリスクの大きいババ抜き

ということでビットコインの先物はもう手を出すことはないだろう・・・。

さらば、ビットコイン先物・・・。




0 件のコメント :

コメントを投稿