ニューヨークの日本食レストランのいろは、サッポロが閉店

今回はご当地ネタで日本の方には申し訳ありません。

ニューヨークのミッドタウンでお馴染みの日本食レストラン、いろは(Iroha)とサッポロ(Sapporo)、そしていろはの地下にある居酒屋の萩の3店舗が今週土曜日(1月13日)で閉店するらしい。

The 42-year-old Times Square ramen spot Sapporo and its sister restaurants Sake Bar Hagi and Iroha will all close on Saturday, January 13. A manger at Iroha, Johnny Gartrelle, confirms the closures with Grub, saying that, well, it was time. “We’re closing because the building hasn’t been able to be repaired for 40 years, and there are structural issues we are no longer able to ignore,” Gartrelle says.

Three Japanese Staples Will All Close This Weekend

ミッドタウンウエストで働く人たち、特に日本人にとっては御用達といってもいい店で、社員食堂の無いニューヨークではまさに実質上の社食と化していた。

かくいう自分も何度も(それこそ数え切れないほど)お世話になっており、このニュースを聞く前日にも行ったばかり。

とはいえ、そんなに良い店かというと賛否両論あるところで、店員の愛想が悪いのはもちろん、料理を運んでくるときに味噌汁をコートやズボンの上にこぼされたこともあった。

今だから言えるが、たこ焼きも冷凍だったり、冷凍の袋が客から見える場所に剥き出しになっていたりとツッコミどころは満載だが、それでも標準的な日本料理を標準的な味で標準的なニューヨーク価格※で食べれるというのは重宝された(※といっても標準的なランチで1500円~2000円越えは普通である)。



なお、料金と味の比較としては、日本では築地銀だこが8個税込550円で食べられるのに対し、ここでは冷凍たこ焼き6個が税込で900円、チップ込みだと1000円近くする感じである。



ただ、価格が高いと感じるのは日本と比べるからで、そもそも和食が少なく、他の店の価格帯も高いニューヨークで生活する日本人にとっては、それでも評価は高く、無くてはならない存在だったと申し上げておきたい。

ちなみに、5、6年前のことになるが「シカゴ」のミュージカルで滞在中の米倉涼子にも店内で遭遇したことがあり、別にファンでもなんでもないが感慨深い場所であった。

いろいろツッコミどころはあるし不満もこぼしていたが、それでも常連客としてはなくなってしまうと悲しいものである。

報道を見る限り施設の老朽化ということなので、また新しい場所を見つけて再開して欲しい。

さらば、いろは、サッポロ、そして萩・・・。

また会う日まで。

0 件のコメント :

コメントを投稿