XIVの借りはVXXで返す! VIXの軌跡に奇跡を賭ける博徒

大敗したあとにやってはいけないこと・・・


投資家にとっての天敵は焦り・・・。

焦って冷静な判断力を失ったら終わりである。

よくある事例としては、大敗を喫した後に取り返そうと焦って大きなポジションを取って傷口を広げる・・・

これぞ破滅するパターン・・・!!



賢明なる投資家諸君は決してこんな取引をしてはいけない・・・。



投機なんてものは続けてればいつかは破綻するものだ。



大事なのは残った資産を守ること・・・。

退場さえしなければ、市場に残ってさえいればまた浮かぶ瀬もある・・・。

取り返そうと焦ったが最後である。

サラリーマンやってるのだから、地道に働いて給料で損失の穴を埋めればいい・・・。







が・・・。





勝負の大海へっ・・・!


リスクは取ってこそ華・・・!!!





もう一度勝負を・・・!



VIXの借りはVIXで返す・・・・!!



が、すでにXIVはNASDAQから除外されてしまっているので取引できない・・・。



一方でXIVと同様にVIX先物と連動するETNはまだ存在する・・・!

江戸の敵を長崎で討つが如く・・・・!!

XIVの借りはVXXで返す・・・・!!!!



VXXの高止まりはまさに絶好のショートポイント・・・。

VIXの過去値を見ても、今は歴史的高値圏であることは明白。

1990年以降、28年間のVIXを終値ベースでグラフにしてみたが、2月5日につけた37.32ドルを超えたのは過去8回のみ・・・!!



さらにこちらは高値ベースでグラフ化したもの。

2月6日の高値50.30ドルを超えたのは、リーマンショックに端を発する金融危機でつけた2008年10月24日の89.53ドルと、チャイナショックのチャイニーズブラックマンデーで2015年8月24日につけた53.29ドルの2回のみ。

中でも伝説と化している2008年10月24日は、1日でドル円相場が8円動いたりポンド円が20円動いたりと株価以外にも大影響を及ぼした。当時爆心地となったニューヨークの金融業界で働いていた自分にとっても忘れられない記憶となった。



これを恐怖とみるか・・・、28年間で3回しかないチャンスとみるか・・・!!

今戦わずしていつ戦う・・・!!



売り・・・!!

売り浴びせ・・・!!!

皆様は先々週金曜日のこのエントリを覚えておいでだろうか・・・。

5万5千ドル(≒600万円)の負けのストレスに耐えかねてフレンチトーストをオーダー。



卵をふんだんに使ったふわとろの甘いフレンチトーストを食べている間に指値注文約定のアラートを受け取る

この新たな戦いについては別エントリで追って詳しく書くとして、結局昼食中に前日比マイナス400ドルまで下げ、そのあと乱高下したものの午後にググっと戻してプラス330.44ドルまで上げて終了。

VIX地獄爆心地:XIV償還価格確定まであと5営業日

そう・・・。

サラベスでフレンチトーストランチなんてさわやかスイーツ男子を気取りつつ・・・。




その裏で・・・

売り浴びせ・・・・!!!

なんという裏の顔・・・・!!!!



悪魔の所業・・・!!!

売りも売ったり7万6千776ドル(≒827万円)・・・・!!!!





大敗のあとの大きなポジションは危険・・・?



ここで行かなきゃどこで行く?!






売りは損失無限大


ただショートポジションは利益はどんなに大きくても2倍に対し、損失は青天井



リーマンショックの高値にまで達するなら、ここから2倍まで上がることになる。

800万円のショートポジションの場合、VXXの価格が2倍になれば800万円の損失・・・

そしてリーマンショックが100年に一度の危機と言われたが、だからといって今後100年間同様の危機が起こらない保証はどこにもない

ランダムウォーク理論的にみれば、サイコロで6が連続で10回出る確率は6千万分の1だが、9回連続で6が出た後で次に6が出る確率は結局6分の1なのである。

明日にでも200年に一度の危機が起こるかもしれないし、明後日には1000年に一度の危機が起こるかもしれない・・・。

VXX価格が5倍になれば3200万円の損失・・・



10倍なら7200万円・・・



20倍なら1億5千万・・・



40倍なら3億1千万円の損失になる・・・!!



しかも今回の800万円の売り・・・、レバレッジをかけている・・・。

まさに一撃必死・・・・!!!!




21 件のコメント :

  1. マルチンゲールなどクソ喰らえです。相場を張ったかどうかというファクトだけに意味があります。
    今度こそ爆益あれ・・・そしてお大事に・・・!!

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    1. 理論通りに行くならLTCMも破綻しなかったでしょうしね。ノーベル経済学賞のクルーグマンも「経済は絶対に回復しない」と一昨年発言してましたがどんなに権威がある「理論派」でも役に立たないのがこの世界なのでしょう・・・。
      今度こそ・・・気張ります・・・!!

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  2. 手に汗あふれ出る展開になるわけですね。私は塩漬けSVXY、VXXプットオプション買いで保有しています。VXX裸売りにリターンは及びませんが、売りの損失無限大は精神的に耐えられません(泣)。

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    1. VXXプットオプション、賢明だと思います。
      損失無限大はストレスも無限大なので日常生活に支障をきたすレベルかと・・・。誰かさんのようにストレスが祟って結石にでもなったら目も当てられません・・・。
      ( ゚∀゚)アハハ八八・・・ノヽノヽ・・・ハア・・・・、、

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  3. VXXショートいいですよね、私もこれからIBで参戦しようと思っています笑

    今から口座を作る予定です。

    ネットでいろいろ調べていると、VXXの証拠金率が200%に変更になったと書いてあるサイトがあったのですが、これは本当でしょうか?

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  4. すみません、今IBのサイトを見たところ、30%と変わりはないようですね。

    それと手数料についてですが、ロードレーサーさんは固定と変動、どちらを選択されていますか。IBのサイトを見ましたが、どちらがお得かいまいちよくわかりませんでした。

    通りすがりの匿名質問で恐縮ですが、ご回答いただけると幸いです。

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  5. たびたびすみません、固定型か変動型かは口座開設ご変更できるようなので、どちらが安いか自分で確認します。

    当初、GMO証券で先物CFDでVIXショートしようと思っていましたが、スプレッドが結構でかいため、IBに口座を作ろうと思っているところです。

    ロードレーサーさんは現在含み益が出ていることと存じます。この状況が続いてくれるといいですね。

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    1. コメントに気付かず返信遅くなり申し訳ございません(コメントがあったらBloggerからメール通知が来るはずなのですが来てませんでした…)。

      手数料はVXX以外も取引するので基本変動にしています。先物CFDができるとVIX以外にも原油や他の商品等取引の選択肢が広がりそうでいいですね。残念ながらアメリカでは当局規制でCFD取引が禁止されているようなので米国居住者だとCFD取引できないのです(IBでも米国外のアカウントならできるのですが)。

      とりあえず来年までは鬼ホールドしようと思っているのでそれまでに○○ショックが起きないことを祈ってます(笑)。

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  6. どうも返信ありがとうございます。

    ついにIB口座開設が完了しました。
    変動型のほうが安そうなので、まずはこちらで行こうと思います。

    鬼ホールドですか。少なくとも前回よりは握力勝負させてもらえそうですね笑

    私は先月からVIX先物CFDで参戦し、すでに最近のトランプ騒動でマイナス10%くらい火傷してます。いやーホントにVIXは上がるときはあっという間ですね。

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    1. 口座開設できたようでよかったです。証拠金率はマーケットの状況や逼迫度自体で動くようなのでExcess Liquidity分に余裕を持って入れておくとリスクヘッジになると思います。

      恐怖指数という名前のとおり短期では上がるときは一気にもってかれるので怖いですね。私はできるだけ長期保有で先物入れ替えによるTime Decayを積み上げていこうと思います。まあそれも○○ショックで一発でもってかれる可能性があるのでどちらにしろVIXは長く持ち続けられるようなものではありませんが・・・。

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  7. なるほど証拠金率は変化するのですね。

    試しに注文画面を確認したところ、委託証拠金率が160%ほどでした。
    30%と思っていたので、これは高すぎます(泣)

    ロードレーサーさんも現在その程度証拠金を詰まれているのでしょうか?

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    1. 私は全体で20%ほどMagin(IB画面上でいう「Excess Liquidity」)を確保するようにしています。良くも悪くもIBは個別アセットクラス別(先物や債券、株、ETF毎)ではなく全体でMargin余力を見てくれるので、VXX一銘柄の委託保証金率が上がったりVIX急騰でより多くの保証金が必要になったとしても、自動的に債券や他のアセットクラスの「Excess Liquidity」20%に該当する部分でカバーしてくれる形になります。まあ他のアセットクラスもすべて同じ分だけ急騰/急落したらアウトですが、基本的に債券や株よりVXXの方がよっぽど値動きが荒いので。

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    2. 上記の概念についてわかりにくいと思ったので具体的な数字で補足させていただきます。

      たとえば1000万円分の7年物米国債を持っているとします。7年物米国債のMargin Requirementは7%の70万円なので、270万円を口座に入れていれば、必要証拠金70万円に加え、購入資産額の20%である200万円を余剰資金として委託している形になります。一方でVXX 100万円では委託証拠金率が30%で30万円、それに追加で20%分の20万円を余剰委託金として入れているとします。
      この場合、合計では必要維持証拠金は100万円、余剰委託金は220万円となります。ここでもしVXXの委託保証金率が160%の160万円になった場合、必要維持証拠金は230万円、余剰委託金はその増加分(130万円=160万円-30万円)少なくなり90万円となりますが、依然として余剰分は確保されているのでロスカットはされない仕組みです。

      上記の例では米国債とVXXしか取引していない例ですが、もっと分散投資していれば全体の余剰資金に対するVXX一銘柄の影響はもっと小さくなります。上記の米国債と同様のものが他に5本あったとすれば余剰委託金は1220万円、ここでVXXの委託保証金率が30%→160%になり130万円追加証拠金が必要になっても全体の余剰委託金は1090万円と余裕で耐えられる形になります。

      なお、株や債券など逆相関になるアセットクラスであればお互いある程度オフセットしてくれるので理論上の余剰保証金率はもっと低くできるかもしれませんが、そこはどこまでリスクテイク/リスクヘッジするかというリスクアペタイトのスタンス次第かと思います。

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  8. どうもご丁寧に回答ありがとうございます。

    ロードレーサーさんは全体で20%ほどの証拠金率ですか。
    VXXショートが160%とすると他により安全な資産を結構お持ちだということですね。
    ブログの内容から、もっとリスクとっているのかと思っていました(笑)

    正直160%も要求される、かつそれが将来あがる可能性も考慮すると、素直にSVXYロングしたほうがいいような気がしてきました。

    日本のGMO証券のほうはVIX先物CFDを証拠金率20%で売れるので、IBに比べるとだいぶリスクとらせてくれますね。

    もしアメリカの別の証券会社でVXXをもっと低い証拠金率で売らせてもらえるところがあればそちらも検討してみたいところです。

    あ、それと日本居住者もIBでCFD取引はできないようです。

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    1. そうですね。私の場合、投資用資産はほとんど債券で運用していて「VIX賭博録」のタイトルにもあるとおりVIX関連は投機というか賭博のカテゴリです。イメージ的には資産運用のための投資資金と、あくまで遊び(にしておかないと大火傷しかねない)のために余裕資金でスリルを楽しむ競馬用の掛け金とは別という感じでしょうか(競馬やりませんが・・・)。まあVIXショックは遊びにならないくらい大火傷してしまったので反省してます。。。

      ただ、債券運用は面白くもなんともなく、ブログ記事には全く向かないのでほとんど書いてません。Fixed Incomeなので買った瞬間に将来利益は確定してますし、値動きはあっても満期まで持てば100%で償還されるので、持ってる方もそれを記事にして読んでる方もつまらないしそもそも書くネタもないという・・・。まあその「つまらない」ことこそが安定的利益を上げる投資のあるべき姿なのかもしれませんが。

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    2. 225 オプション 新発心2018年8月1日 2:09

      はじめまして。225オプションを売買しようと研究を始めたばかりの者です。

      債権投資については想像もつかないので、差し支えなければ概要をエントリにしていただけませんでしょうか。

      日々の推移がネムイということでエントリにならないのは仕方ないとして、どういう基準でどういう銘柄を売買し、その時の資金計画はどうなんだとか、株式と比べてリスク・リターンはどんな感じなのかといったことに興味があります。

      特に債権は将来の通貨価値の割引分を反映している「ハズ」なのでソレを上回るリターンを求めて株式市場へ資金が流れていると説明されている巷間の解説からすると、どういう理論で債権によって(株式以上の)大きなリターンを獲得できるかという部分に興味があります。

      投資手法は ヒ・ミ・ツ というのはあるかと存じますが、一般論の次元で結構ですので宜しくお願いいたします。

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    3. はじめまして。コメントありがとうございます。
      個人的な投資内容は差し控えさせていただきますが、逆に一般的な概要であればそれを解説しているウェブサイトや本が溢れかえっているのでエントリにならないというか、(それらを上回るクオリティの「教科書」を作る気がなければ)エントリする意味がないというのが実情です。参考になりそうなサイトを上げておきますのでご参照ください。
      https://www.nomura.co.jp/retail/bond/beginner_bond/5_minute.html
      http://www.life-in-investment.com/entry/2016/08/11/000000
      https://manabow.com/bond/chapter4/1.html

      株と比べた投資リターンについても掲載されているサイトがあります。
      こちらの「世界の主な投資資産リターン(2018年6月)」では外国債券は1.4%で日本株は言うに及ばず、外国株式の2%と同程度、逆にレバレッジ2倍かければ2.8%でアウトパフォームできるという水準です。
      https://myindex.jp/assets_i.php

      ちなみに株と国債を比べて「株の方が債券より利回りが高い」と解説してる人もいますが、Corporate Credit RiskのSpread分が乗っかってる分純粋な比較になっておらず、例えばCitiの株を比べるならCitiの社債でないとApple-to-Appleの比較はできないです。ウォーレンバフェットは株式をクーポンが変わる償還のない債券と定義していますが、上記例で言えばCitiの株と変動利付き永久債(Perpetual Bond)のリターンを比べて初めて同じ土台でリスクリターンを比較できるというイメージでしょうか。

      なお、債券とは似て非なる「仕組み債」や転換社債系は債券投資というよりデリバティブ商品投資(というより実際は詐欺商品)が多いのでお気を付けください。同じく債券ETFや債券投信もデュレーションによるリスクヘッジが個別調整できないので私は手を出しません。
      仕組み債についてはこちらのエントリもご参考になるかと思います。
      http://nyroadbike.blogspot.com/2018/06/fund-wrap-derivatives.html

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    4. 225 オプション 新発心2018年8月9日 9:05

      概説ありがとうございます。

      年率2%というのがプロの目からみて悪くない数字というのは少々衝撃でした。一つは日銀のインフレ目標が2%なら年率2%のリターンでは実質ゼロではないか、また、自分の取ろうとしているリスクの大きさ、もう一つは逃げ恥計算機で2%というのはかなりの資産をもっていないと比較的早く破綻するということを言ってくるからです。


      仕組み債というか証券会社が作った商品に儲かるものはないという大前提は理解しているつもりです。しかし、06/08のエントリのようなソレが裏でどうい思惑を動かしているかというところまでは中々見抜けません。

      中学時代行間を読め・主張は紙の裏に書いてあると国語の時間に口やかましく言われましたが、まだまだですね。

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    5. 先にご紹介させていただいた投資資産リターンはアセットクラス別の市場平均でしかなく、絶対的な利回りの水準を見るときはリスクフリーレートと比べて判断しています。日本円ベースであれば日本国債、米国在住でドルベースで生活していれば米国債とのスプレッド幅がその投資で得たリスクプレミアムと読み替えることができます。

      ちなみに米国債10年物の利回りは現在2.93%なので、年利2%というのはドルベースでは問題外(=リスクを取らずに2.93%取れるのにわざわざ個別投資で-0.93%分の損をした状態)と判断できます。
      https://www.bloomberg.com/quote/USGG10YR:IND

      リスクフリーレートの考え方は全ての投資の判断基準にもなり、たとえば13%の投資利回りが得られるとして紹介されている東南アジアの不動産でも、当該国のリスクフリーレートが8%であれば、「外国の不動産投資という高いリスクを取ってるのにその見返りが5%しかない」ということになり、それなら7%で回る国内不動産を見つける方がよっぽど理に適っているという判断ができます。
      https://www.ifinance.ne.jp/glossary/investment/inv076.html

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