ブロンプトンのブレーキレバーをUltegraにアップグレード

ブロンプトンのブレーキがすこぶる評判が悪いのはご存知の通り。

ネットを見ても全然効かないという声があり、自分もこれまで使いにくいながらもなんとか乗り切ってきた。

それでも数年前のモデルチェンジでは少しはよくなり、見た目もブロンプトンの折り畳み過程のロゴがさりげなくついたりとかっこいいのだが、自分が使っている旧モデルはみすぼらしいの一言



そして、雨や雪といった度重なる悪環境での通勤、8年という時間を経て、ついに純正のブレーキにガタが出てきた。

まずレバーが横(ブレーキをかける方向を縦とした場合)にガタガタし出す。横のブレはそもそもレンチで増し締めできるようになっておらず固定されているため、ネジの締めなおしで直せるものではない。

さらにブレーキ調整ネジが固まってしまい回せなくなってしまう。プラーで挟み込んで回そうとしても回せない状態・・・。



ブレーキ調整ネジはちょこっとした微調整やケーブルの緩みを直すときに重宝するのでさすがにこれは使いづらい。

ということで交換。

ブロンプトンブレーキの変更候補検討


海外のフォーラムも調べてみたところ、BL-R550を薦める声が多数あった。



が、BL-R780に交換した人もいるようで、BL-R550はTiagraグレード、BL-R780はUltegraグレードと、単にシマノのグレードの違いとなっている。


eBayでチェックしたところ、BL-R550が25ドルくらいだったが、BL-R780も45ドル程度で売られている。

20ドルくらいならそれこそ前回エントリした大戸屋のランチを一食我慢すればその差額が出るどころか、それに加えてお釣りでうまい棒が100本買えるレベル。



ブレーキレバーなんて一度つけたら数年間は使う(実際今のブロンプトンブレーキレバーは8年間使った)し、減価償却で考えればまったく気になる価格差ではないので、せっかくだからUltegraグレードのBL-R780に決める。

BL-R780の装着


BL-R780が到着。



ありがたいことにインナーとアウターのケーブルセットまでついている。



まずはブレーキ位置の設定を変える。

BL-R780はキャリパー&カンチブレーキとVブレーキに対応しているが、デフォルトではVブレーキの設定になっているのでキャリパーに変える。



ネジを取って・・・



キャリパーブレーキの位置へ。



そして忌わしいブロンプトン純正ブレーキを取り外してBL-R780を装着。



ブロンプトンはその折り畳み機構による独特のケーブル取り回しで、途中アウターケーブルを分離させて繋げている。



アウターは問題なかったのでインナーケーブルだけ交換。

強度的には大丈夫そうだが、クセが付いてしまった旧インナーケーブルはお役ご免でゴミ箱へ。これまでありがとうございました。



交換の目的の一つだったワイヤー調整ネジもBL-R780はしっかりしていて、申し訳なさげ程度についているブロンプトンのものと比べるとその差は歴然。



とりあえず二日ほど実走してみたがすこぶる良好。

ブレーキキャリパーの戻りの悪さは今後の改善項目だが、ブレーキレバーに限っては満足のいく内容に。

これでひとまずはストレスなく通勤ライドできるようになった。

雪の季節が過ぎれば車体へのダメージも減るのでここらへんでオーバーホールしたいものである。




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