ニューヨークの寒波と西海岸移住シミュレーション

ニューヨークのメトロポリタンエリアで今年何回目になるのか、また豪雪に見舞われる。

 米北東部をここ1週間で2度目の“サンダー・スノー”が襲い、ニューヨーク市郊外のスローツバーグで58センチ、ニュージャージー州バトラーでも55センチの積雪となった。1時間で5〜7センチが積もるという豪雪で、ニュージャージー州では30万戸以上が停電。2600便以上の航空便が欠航となった。

米北東部でまた大雪 ニューヨーク市郊外で58センチ 各地で大混乱

そして昨日、今日とジョージワシントンブリッジの自転車道も閉鎖されているため自転車通勤できず。

そもそも雪が積もっていて自転車通勤は厳しいレベル。



バス&地下鉄通勤はストレスフルなので勘弁してほしい。

自転車通勤うんぬん以前に、いまっちさんの家も停電していたらしく、他の知り合いからも樹が倒れて自動車が被害を受けた写真が送られてきた。



氷点下の気温に猛吹雪・・・。

倒木に停電・・・。



毎年この季節になるとニューヨークエリアから移り住みたくなる・・・。

移住候補を絞る


これまでも移住を考えたことがあるが、やはり暖かい地域となると東海岸の南側が西海岸

ただフロリダは平地ばかりで山がないのでヒルクライマーにとっては辛い

そしてフロリダ地域は毎年ハリケーン被害がひどく、去年もハリケーンによる水害、停電で大騒ぎするフロリダ在住の知り合いを見ているので避けたい。

さらに日本や香港との移動を考えると西海岸の方が近くなるので一時帰国の面でも嬉しい

ということで西海岸の都市が候補にあがる。

その中で住みやすそうな場所といえばカリフォルニアのサンフランシスコやロサンゼルス、シアトルに、最近人気が出ているポートランド。

が、シアトルとポートランドは雨が多く、サイクリストにとっては微妙。

しかも緯度も高く※冬はそれなりに寒いので、せっかくニューヨークから移り住むなら劇的に冬のストレスが軽減されるようなところがいい(※海流のおかげで暖かい方だが、緯度的には宗谷岬と同じ北緯45度31分にポートランドは位置する)。



となると絞れてくるのはサンフランシスコ。

ロサンゼルスほど暑すぎず、そもそもアジア人の人口が最大の都市ということもあり和食や中華が欠かせない自分にとっても好ましい。

ちなみに知り合いがFoster Cityというサンフランシスコの計画都市に住んでいるが、Foster Cityのアジア人比率は市人口の45%に達するということで、とてもアメリカの都市とは思えない様相を呈している。



気候面での比較


まずはマンハッタンとサンフランシスコを気候面から比較してみる。



夏の最高気温はニューヨークより涼しく、冬の最低気温は暖かい・・・。

しかも降水量も少ないので快適なライドができそう。

なにこのパーフェクト超人状態・・・。



仕事面での比較


あとは仕事・・・。

自分のいる金融業界の本場はやはりニューヨーク。

カリフォルニアでは技術関連職が多いようで、金融関係の職はニューヨークに比べれば少なくなる。

まあ自分はもともと金融IT出身で、当初はSEとしてプログラミングからプロマネまで経験しているので技術関連職もアリなのだが、どうしても職歴という面ではすでに遅れをとってしまっているので今の金融職より給料等の条件は悪くなるだろう。



そしてサンフランシスコは夜が早くお開きになり、ニューヨークは夜遅くまで騒いでるっぽいイメージ。これもそもそも酒を飲まずに夜はゆっくりしたい引きこもり系サイクリストの自分にとってはいい感じ。



災害面での比較


だが、夢のサンフランシスコ生活を地獄に叩き落すのが災害・・・。

「いつまた大地震が」と米カリフォルニア州の人々を不安にさせているサンアンドレアス断層。

カリフォルニア州沿岸地域の南北約1,300kmにわたる巨大な「サンアンドレアス断層」。この活動が原因で“Big One”こと巨大地震が起きれば州の広域に壊滅的な被害がもたらされるとして、アメリカ地質調査所(US Geological Survey 以下USGS)の学者ほか専門家はあらゆる角度から対策のシミュレーションを練ってきた。そんななか、カリフォルニア州にとってはまた新たな心配の種が生じたもようだ。

USGSにより新しく詳しい調査が行われたのは、ロサンゼルス郡、サンタバーバラやマリブに近いヴェンチュラ郡、およびベーカーズフィールド市を擁するカーン郡に存在するとみられる各断層。1,200年分のデータを解析したところマグニチュード7.0~7.9の地震が10件起きていることがわかったといい、同じ場所で20年後に発生したこともあれば、200年も間隔があいているものも。あまりにも不規則ゆえ次の地震の発生時期を予測することは難しいという。そして100年に1回という周期的な大地震を引き起こしてきたロサンゼルス市とベーカーズフィールド市の間にあるグレープバインの断層。

加州「サンアンドレアス断層」以外にも問題 巨大地震待ったなし?

まさに地獄・・・!!

せっかく日本を離れて地震のリスクから開放されたと思ったのにわざわざ地震地域に移り住む気にはなれない・・・。



大地震に比べるとニューヨークの雪吹雪くらいかわいく見えてくる。

その点ではそもそも大陸プレートの構造上、大地震が発生しないニューヨークのなんと恵まれたことか・・・。



結局災害リスクを考えるとニューヨーク以外の選択肢が狭まられていく。

サンフランシスコとLAは地震リスクでアウト、フロリダはハリケーン・・・。



ハワイは日本には近いものの、孤島なので移動が不自由な上、郵送物等々に追加の送料がかかったり対象外だったりで厳しい。

アラスカは地方税が安くて消費税もゼロパーセント※なのは魅力だが、そもそも寒すぎるので対象外・・・(※州消費税ゼロ、アンカレッジでは市消費税もゼロなので完全消費税フリー)。

となるとニューヨーク近辺で雪の中を通勤しなくて住むような生活をするのが遠回りなようで近道なのかもしれない。

それに投資バカの自分にとってはそんなニューヨークが一番合ってるのかもしれない・・・。

仮想通貨や新興IT企業は西海岸に任せて、自分はウォール街のプレーンバニラでいくか・・・。





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