そして山頂は寒いので体が冷える。
ということで通常は預け荷物としてバックパックなりリュックサックなりを預け、イベント主催者に山頂まで運んでもらい、山頂で受け取って中に入れた防寒着を着込んで(かつ補給食を食べて)下山するという展開になる。
ただ「預ける」といっても厳重なセキュリティがあるわけではなく誰でも自由に取れてしまうので、財布はもちろん、スマホを預けるのにも躊躇してしまうことがある。
実際、アメリカよりよっぽど安全なはずの日本でもヒルクライムイベントで自転車が盗まれてしまうというニュースを目にする昨今。
そんな状況なので、預ける荷物を入れるバックパック自体も高価なものにするのは気が引けて、とてもではないが普段使いのRudy Projectのバックパックを預ける気にはなれない。
そこで、アメリカのヒルクライムイベントで盗まれてもいいようにと、以前ツール・ド・ブロンクスに出たときの参加記念品としてもらったちゃっちいナップサックを使っていた。
ただこのナップサック、黒と紺のカラーリングなので一旦預けたあと山頂で探すときに見つけにくい。
さらに見ていただくと分かる通り、肩にかけるのが単なる紐となっていて調整もきかないので、下山中に腰を浮かして重心を後ろにする姿勢をとったりしているとサドルに引っかかったりして危ないことこの上ない。
そのため肩紐の調整がきいて、かつできれば胸の方にもロックがついていてきっちりとフィットする下山用バックパックが欲しくなった。
ということで、目的はヒルクライムレースの下山専用バックパックをゲットすること。
条件は3つ:
- 盗まれても後悔しないくらい高価でないこと
- 肩紐の調整がきき、胸と腰もロックできること
- 山頂で探しやすいように目立つこと
目立つと盗まれやすいかもしれないが、一方で盗まれても痛くないくらいのものであれば納得もいく。
ということでチャイナ通販を探したところ20ドルで条件を満たすものを発見。
ほどなくして到着。
触った瞬間にちゃちい作りと材質なのはわかったが、肩紐調整可能で胸と腰にもロックができるので最低限の要求は満たしている。
スマホが入るチャック付きのポケットもあったりして意外と優秀。
メインのスペースにはジャケットやアーム&レッグウォーマーに加えてハヌタまで入ったので容量も十分。
実際、今回のグレイロックで使ってみたが、預け入れ荷物を探そうと思う前に目に跳び込んできて一瞬で見つけることができた。
コストパフォーマンスに加え、下山ライドでもまったく揺れずに問題なしで、結果として大満足の買い物であった。
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