Garmin Edge 130の簡易ナビゲーション機能を試してみた

前回のドーナツライドエントリのB面になるが、せっかくだからGarmin Edge 130のナビゲーション機能を使ってみたので備忘録的に記録しておきたい。

はじめに


プラスチックのおもちゃのような外観で、33グラムしかないGarmin Edge 130だが、一応ナビゲーション機能を備えている。



といっても地図は入っていない&入れられないので、アウトラインとして走行ルートを表示して、おおまかなルートや曲がり角アラートを出してくれるといった簡易的なもの。

今回クリスピークリームに行くのは初めてということで、せっかくだからGarmin Edge 130のナビゲーション機能を試してみた。

手順1:Google Mapsでのルート作成


まず必要なのはルート作成。

自分が一番慣れているルート作成のインタフェースはGoogle Maps上での操作。

サイクリングルートくらいでしか利用しないGarmin Connect上の「Course」機能に対し、Google Mapsでは自動車での経路検索等、普段からサイクリング以外の用途でも利用しているので個人的には一番使いやすい。

Google Mapsで自転車を選択してルートを作成。

試しにジョージワシントンブリッジからジャージーシティにあるクリスピークリームまでのルートを作ってみる。

Google Mapsで「George Washington Bridge to Krispy Kreme in Jersey City」と検索して自転車ルートを選択するだけでルートが自動作成される。

経由のルートを変えたいときはマウスのドラッグで簡単に変えられる上、リアルタイムに標高差のグラフも更新してくれるのでサイクリング用のプロファイルを作成するのにも適している。



ジョージワシントンブリッジのニュージャージー側から南に行く場合、東西で高低差が大きく、川沿いの道と少し内陸に入った崖の上の道で大きく2種類にルートが分かれる



ハドソンリバー沿いの低地まで下りて川沿いをひたすら南下するルートと、途中まで高台を南下するルートとに大きく分けられるが、低地側の道路は交通量の多い幹線道路で路肩も狭く、車道を自転車で走るにはあまり適していない



ということで高台の内陸を通るようにルートを変更。



手順2:Google MapsルートをGarmin Connectへインポート


ルート作成が終わったら次はGarmin Connectへそのルートを取り込む。

が、Google MapsのリンクからGarmin Connectへは直接取り込めないので、まずはGoogle MapsのルートをGPX形式のファイルで出力してやる必要がある(Garmin ConnectのインポートではGPX形式またはTCX形式のファイルのみ対応)

Goole Mapsのルート画面のURLをクリックしてコピー。



こちらのサイトにペーストして「LET'S GO」ボタンをクリックすればGPX形式に変換されたファイルをダウンロードできる。



そしてGarmin ConnectのCourse画面を開いて「Training」→「Courses」で新規コースの作成を選び、インポート(コースリストの下部にあるハイライトしてあるリンク)を選択。



先ほどダウンロードしたGPXファイルをドラッグ&ドロップ。



これでGarmin Connectのコースとして登録することができる。



手順3:Garmin ConnectからGarmin Edge 130へルートを転送


一度Garmin Connectのコースとして登録したら、あとはちょっとしたルート変更や、サイコン上で認識しやすいようにコースの名前をGarmin Connect上で編集して保存。



Garmin Edge 130を接続した状態で「Send to Device」を選択すればGarminが立ち上がってシンクがスタート、コースがサイコン上に転送される。



手順4:実際にナビゲーションで走ってみる


サイコン上にコースが登録されたらライドへ。

Garmin Edge 130を立ち上げて「Navigation」→「Courses」と選ぶ。



転送したコースが表示されるので選択してナビゲーション開始。

地図はないが、「明確な」曲がり角に近づくとあと何フィートで曲がるかのアラートがビープ音とともに表示されるし、すでに通ったルートは実線で、これから通るべきルートは白線で表示される

ただこの「明確な」というのが曲者で、Garmin Edge 800のように通りのデータが入っていないため、明確な曲がり角(90度の右左折)でない場合はナビゲーションが出てこないこともしばしば

微妙な角度で道が二股に分かれたりしているときには「曲がり角」とは認識されず、逆にアラートが出てこないため直進していいのか惑わされる結果に・・・。



ということは、一番迷いやすい混み入ったわかりにくい道ではせっかくのナビゲーション機能が発揮されないという欠点を抱えている。

この日は往路は念のためGarmin Edge 800の地図ナビゲーションも並列して走り、帰路はGarmin Edge 800はオフにしてGarmin Edge 130のみのナビゲーションで走ってみたところなんとかなったが、別ルートを通った翌週のライドではミスルートをしてしまった。



ということで、初めてのルートで本格的なツーリングライドをするなら地図付きのサイコンは必須。グランフォンドやブルベのキューシート代わりも厳しいが、ちょっとしたルートの確認やタイムトライアル等でコーナーを把握する程度の用途としては使えるという微妙な評価となった・・・。


0 件のコメント :

コメントを投稿