下を忘れた日
あれは数週間前のこと。
いつものように自転車通勤で会社に到着して着替えようとするとパンツ(ズボン)を持ってきていなかったことに気付く・・・。
自分はオフィスビルの地下に自転車駐輪ルームがあり、ジャージから仕事着(いわゆるビジネスカジュアルで、下はスラックス、上はネクタイ無しのワイシャツ)に着替えた上でオフィススペースに移動して仕事をしている。
ワイシャツは持ってきているので、上は着替えることができるが、上がワイシャツ、下は短パンのサイクルショーツでは変態丸出しなので上下の違和感をなくすために上下ジャージでオフィススペースへ。
それでもオフィススペースにサイクルジャージというのは違和感バリバリで、膝から下が生足のおっさんというのは酷く見苦しいものである・・・。
ささっと買ってくることも考えてオフィス付近の店を中心にネットで在庫チェックしてみたが、自分に合うウエストと丈のサイズの在庫がなく、それにサイクルジャージでミッドタウンの店に入るのもやはり違和感が出るので歩き回りにくく、その日は腰から下が露出しないようにできるだけデスクに座ったままでなんとかやり過ごしたのであった。
上を忘れた日
ところが今日、雨模様ということもあり雨具を完全用意して早めに通勤したにも関わらず、レインウェアの用意に意識を取られてしまったのか肝心のワイシャツを忘れてしまう・・・。
上ワイシャツ、下短パンに比べれば、下スラックス、上はレインジャケットならまだ普通に歩いてても違和感がないレベルなのでとりあえず動き回ることは可能。
就業開始前までまだ時間があったのでギャップへ・・・。
が、3フロア(男性用は地下1フロアのみ)の狭い店内は品揃えも少なく、あったとしてもデニム系のシャツばかりで職場で着れるようなビジネスカジュアルの上着がない・・・。
他の店を探してミッドタウンをさ迷うがそもそも時間帯が早いため開店前の店が多く、時間切れでまずはオフィスへ。
その後ユニクロが10時開店なのを待って5番街へ。
このあたりを歩くのは久しぶりでセントパトリック大聖堂の横を通る。
ミッドタウンの5番街ということもあってヴェルサーチや・・・
サルヴァトーレフェラガモといった高級店が並ぶ。
そしてロレックスの店の正面にあるユニクロに到着。
ティファニーをはじめカルティエ、グッチ、ルイヴィトン、シャネル、プラダ・・・、世界の高級有名ブランドが揃うこの並びにユニクロが出店していること自体すごいことだと思う。
店内に入るとその大きさにビックリ。
6番街のGAPですらあんなにこじんまりしたアンテナショップっぽかったのに、5番街にこんな大面積の店を出しても絶対赤字だろう・・・
まあ「ニューヨークの5番街に旗艦店出してます」というブランドネーム向上のために利益度外視で出しているのだろうが・・・。
ユニクロが2006年のニューヨーク、ソーホー店に続き、2011年にニューヨークの5番街にグローバル旗艦店を出店した際のニュースを覚えていらっしゃる方も多いであろう。売り場面積約1400坪の同店は、立地・規模共に話題性十分でありニューヨーカーの間でも話題になった。
現在のユニクロの欧米における基本戦略は、国ではなく都市ベースで出店を検討し、ブランド力のある大都市に大型旗艦店を設けて認知度、ブランド力を十分に高め、その後で郊外のショッピングセンターなどに展開するものである。
これは過去の海外進出での失敗から得た教訓に基づいている。実際、同社が大型旗艦店を活用した出店戦略に切り替えて以来、苦戦していた欧米事業も成長軌道に乗りつつあるように見える。しかしながら、実際のところ出店は重ねているものの、収益面では依然として苦戦しており、特に北米は赤字幅が拡大する傾向にある。
海外が好調なユニクロ、北米で見える弱点
さすがのグローバル旗艦店だけあってお目当てのワイシャツをゲット。
開店直後だというのにそれなりに混んでいてレジに待ち行列ができるほど(といっても店員が二人しかおらず空のレジが多かったせいかもしれないが・・・)。
オフィスに戻り着替えて無事乗り切る。
次からは置き傘ならぬ、置きワイシャツと置きスラックスをオフィスに用意しておこうと心に決めたのだった・・・。
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