スーパーマリオランをこなす4歳児

自分の記憶にある最初のテレビゲームは小学生低学年だったときのマリオブラザーズだった気がする。



当時はドアドア、ナッツ&ミルク、ゴルフなどいろいろやったが、黎明期のヒットはスターソルジャー。



今では見る影もないが、高橋名人に代表される「連打」ブームが起こり、ハイパーオリンピックなど、当時のゲームもやたらと「連打能力」を要求されるものが多かった。



さらにはシュウォッチという「ただひたすら連打能力を測定するおもちゃ」まで登場した。



ということで小学生くらいからの思い出だったテレビゲームだが、Pre-K※の息子がスマホゲームをやり始めたことにびっくりしている(※Pre-kindergarten、直訳すると「幼稚園に入る前」だが、日本でいうところの幼稚園年少~年中にあたる)。

単にタイミングに合わせて画面をタッチするだけだったり、指を左右に動かしたりするだけのゲームも多いので十分遊べるし楽しめるのだろう。

もちろん子供のうちからテレビゲームなんてさせない方がいいと言う考え方があるのは百も承知だが、どうしても手が足りずにYouTubeの動画等にお守りを頼ってしまうことがある。

子供向けYouTuberが10億を越える広告収入を稼いでいると聞くと、うちのようなYouTubeにハマる子供が世間にもいっぱいいるのだということがわかる。



一方で、テレビもそうだが、動画を見るだけというのはかなり受動的である。

YouTubeをただ見させるくらいだったら、自分から考えたり手を動かすゲームの方が遥かにマシなのではないかと思う。

実際、制限時間の中で与えられた課題をこなすというのは学校のテストに共通するところがあるし、反応速度や頭を使うゲームもあったりするので、自分は子供の頃にゲームをやっていてむしろ役に立ったと思っている。

基礎的な能力はテレビゲームやパソコンゲームで磨いてきた面が大きい。とっさにコマンドを入力する動作と反射神経を鍛えたのは「ストリートファイターⅡ」だったし、自分のレベルを上げることの大切さ、相手に関する研究をする事前準備の必要性を学んだのは「ウルティマオンライン」だったし、瞬時に変化する場況を読む広い視野と戦況に対応する能力は「エイジオブエンパイア」で磨いた。
親がテレビゲームをやらせてくれないような家に育ったら僕は投資家になれていなかったと思う。


そんな息子がハマっているのがスーパーマリオラン。



操作的にも、スーパーマリオランはいわゆる強制横スクロール型ゲームで、ユーザの操作としては画面をタップするくらいしかないので4歳児でも十分操作できる。



とはいえ、わけわからずにタップしてたって面白くもないだろうと思っていたのだが、驚くべきことに普通に操作してステージクリアーしていたり、コインを集めるコースではパーフェクトを達成することもあったりとちゃんと遊べている。



これまでスマホゲームにお金を払ったことなどなかったのだが、ひたすら無料のステージ1~4だけ繰り返しているのも不憫で、かわいい子供が喜ぶためならと財布の紐が緩む。



それに課金ガチャならいざ知らず、9.99ドルの買い切り型なのでたいした金額でもなく、マンハッタンのランチ1回分よりよっぽど安いと思えばむしろ積極的に買ってあげてもいいくらいである。

ちなみに今日ランチで行った「つるとんたん」・・・、担々麺のおうどんにしたのだが税金とチップ混みで25ドル越え(≒2700円)・・・。



ということでご購入して全ステージ解除。



思う存分スーパーマリオランを楽しんでいる息子を横目に、せっかくだから画面をただタッチするだけではなくもう少し複雑な操作をやらせてみようと目論むのであった。

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