詳細な経緯は過去エントリをご覧いただきたいが、理想的条件を振り返ってみたい。
自転車通勤兼トレーニングに求めるもの
ではどんな自転車なら適しているのかというと、重要度順に求める条件は以下の通り。
ブロンプトンが自転車通勤に向かないワケと乗り換え候補
- 折り畳んだ状態でスーツケースのように転がせること
- ロードバイクと互換性のあるブレーキキャリパー
- 内装変速でないこと
- ロードバイクと互換性のある9速~11速のリアディレイラー
- 一般的なタイコが使えるシフトレバーとブレーキレバー
上記と被るが、ブロンプトンの専用設計パーツというデメリットに注目して挙げた希望条件はこちら。
ブロンプトンの専用設計に辟易している現状として考えたい条件は以下のとおり。
- 外装変速でロード(最低限クロスバイク)と互換性のあるスプロケット
- ロードかクロスバイクと互換性のあるブレーキ
- 泥除けフェンダー装備
- できれば折り畳んだ状態で転がせる
- 折り畳んだ状態でできるだけ小さい
Tern、Dahonの自転車通勤用折り畳み自転車候補
これまでも乗り換え候補を探してきたものの、帯に短し襷に長しでちょうどいいものが見つからなかった。
が、Ternから新しく発表されたBYBがその条件をクリアしてくれそうである。
BYBはBring Your Bikeの略というこで、2種類のモデルが発表されているが、上位モデルのスペックは以下の通り。
リアラック位置についているコロコロによって、折りたたんだ状態で転がすことが可能。
しかも片側1輪のブロンプトンと違ってスーツケースのように片側2輪ついているので安定性も高く転がしやすそう。
さらに条件でも筆頭に挙げていたリアディレイラーは11速のシマノアルテグラで、スプロケットは105の 11-32Tということなのでロードパーツとの互換性も高く、サードパーティー製のスペアパーツなど簡単に手に入りそう。
ブレーキも低価格帯の完成車についていることでおなじみのTektro Vブレーキなので互換性も高そう(ブロンプトンは世にも珍しい下引きの専用設計ブレーキ)。
デメリットとしては折りたたんだ状態のサイズがブロンプトンより大きいこと。縦、横、高さで見ると、明らかに高さが目立つ。
- Brompton 25 x 56 x 53 cm
- Tern BYB 33 x 51 x 81 cm
日本のJRでは完全に隠れなければいけないのでアウトだが、もともと自転車をそのまま持ち込めるこちらではここまでカバーを被せてしまえば全く問題なし。自分が気にしているオフィスビル内の移動もこれなら荷物を装って運べるレベルだろう。
それにタイヤサイズが20インチ(ブロンプトンは16インチ)であることを考えれば、横幅ではブロンプトン以下という折りたたみサイズはむしろ好印象。
ロード互換性のあるディレイラー&スプロケットに、サードパーティー製フレンドリーなブレーキ、折りたたんだ状態で転がせてサイズも許容範囲内、さらに雨の中も走る自転車通勤者にやさしい泥除けフェンダーも装備。
まさに完璧なスペックではないか・・・。
欠点がないように見受けられる・・・。
が・・・。
価格をチェックすると・・・。
2495ドル(≒27万円)!!
標準装備ブロンプトンの2倍の価格・・・。
フルカーボンのロードバイク完成車が買えてしまう値段かぁ・・・。
これまで約6年、ブロンプトンで普通に通勤していたことを考えると十分日常生活を送れる範囲内で、あくまで新車はNice to haveであってもMust Haveではない・・・。
と考えると、折りたたみの技術料で高くなっているとはいえ、105のスプロケにTektroのブレーキで2500ドルとなると二の足を踏んでしまうのであった。
0 件のコメント :
コメントを投稿