新型肺炎を最初に警告して処分された李文亮医師が死亡

うーん、基本的になんでもござれの本ブログとはいえ、新型肺炎の連投になってしまっている。

ただ自分は海外在住かつ香港のニュースを見ているのでこうして気になったことをエントリするのも、少しは別角度からの情報として役に立つのではないかと思い、引き続き新型肺炎関連・・・。


デマを流したとして処分を受けた李文亮医師。

34歳の男性医師は去年12月30日に武漢市内の海鮮市場で7人から2003年に流行した新型肺炎「SARS」の陽性反応が出たことを知り、医師などおよそ150人が参加するSNSのグループチャットにこの情報を投稿したということです。

当時、武漢市では肺炎患者の発生について公表されていなかったことから、この医師は病院から事情を聞かれた後、警察当局に呼び出され「事実でない情報を広め社会秩序を乱した」として訓戒処分を受けました。

新型肺炎 公表前にSNS発信した医師の処分に批判の声 中国

こちらが当人が公開した訓戒処分の文書。



この警察の文書の理由欄には、WeChat(日本のLINEに相当)のグループチャット「武漢大学臨床04級」で「華南水果海鮮市場確診了7例SARS」(華南海鮮市場関係者7名についてSARSの症状が確認された)という虚偽の情報を流したと書かれている。

該当のチャットが流れたのは12月30日。



当時まで30人に満たなかった感染者はあれよあれよという間に増えてその1ヵ月後には1万人を超えた(というか「隠蔽から公開に転じた」という表現の方が正しい気もするが)。

この李文亮医師に対し、勇気ある行動と賞賛する声も聞こえる一方で、1月8日には診察時に新型肺炎に感染、そして2月6日の午後に帰らぬ人となってしまった。



なんというか、こういう炭鉱のカナリアを駆除するような前例は、今後の発症や変異、将来の新型ウイルスでも早期警鐘の抑制に繋がってしまいかねないので心配である。

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