せっかくだから食べ放題のビュッフェ形式の記事を参考に、ダイエットに応用できることはないかと考えてみる。
「客の満腹をコントロールする」のに長けているビュッフェの店側戦略には、個人的な食欲コントロールにも使えるテクニックがあるのではないだろうか。
客に多く食べさせるためのテクニック
ビュッフェスタイルの価格は一律に設定されており、サービスの範囲内であればどれだけ食べても価格が変動することはありません。そんなビュッフェスタイルを提供する店の狙いは「できるだけ安く、できるだけ早く客の腹を満たす」こと。そのため、ビュッフェスタイルのレストランでは、ポテトや米など、安価で腹が膨れる料理を最初のトレイに並べることが多いそうです。2013年の研究によれば、ビュッフェの客の75%が最初のトレイに並んでいる料理を皿に取り、客が食べた料理の66%が最初の3つのトレイから取られていたことがわかったとのこと。
また、「ビュッフェで使用した食器のサイズが小さいほど、全体の食事量が減る傾向がある」と2012年に報告されており、実際にレストランによっては取り皿が少し小さめになっていることもあるとthe Hustleは指摘しています。他にも「ポテトのような腹が膨れる料理を取るスプーンは平均よりも大きくし、肉を取るトングは平均よりも小さくする」や「水を飲むためのグラスは大きくし、頻繁に水を補充する」といった工夫が採用されているケースがあるそうです。
食べ放題のビュッフェスタイルが経済的に成立する理由とは?
炭水化物は腹が膨れる
「ポテトや米など、安価で腹が膨れる料理を最初のトレイに並べる」という部分。
これ自体は、原価の高い肉料理等々を後ろ(=お腹が膨れた後)にもってくるということだが、ここのポイントは「ポテトや米=腹が膨れる」ということ。
つまり、ダイエットしてて空腹に耐えられなくなったら炭水化物食えばいいと言い換えられる。
が、ケトジェニックダイエットの知識がある皆さんはご存知の通り、ケトン的理論では炭水化物はアウトで太るもと。
とはいえ、糖質制限をしまくって40kg台まで痩せた経験から言わせてもらうと、「炭水化物を取らないと腹が減る」のである。
それもそのはず、糖質制限ダイエットは(血糖値を上げる)糖質を摂らないことで、血糖値を上げずにインシュリン分泌を抑え、結果として脂肪の合成を抑えるという作用機序によるものだが、そもそも満腹中枢が刺激されるのは血糖値が上がるとき。
つまり、糖質を摂らない→血糖値が上がらない→満腹中枢が刺激されないということになる。
実際に一昨年ケトジェニックダイエットでケトン人モードになっていたときは食い物の夢を見る回数が明らかに増え、慢性的な飢餓状態に陥っていた(だからこそ、その後15kgリバウンドしたのかもしれないが)。
適度に満腹中枢も刺激してゆっくり無理のないダイエットをしていく・・・と考えるなら、GI値の低い炭水化物を適度に摂るのは効果的なのかもしれない。
小分けにして食べる
「ビュッフェで使用した食器のサイズが小さいほど、全体の食事量が減る傾向がある」というのも気になるポイント。
ポテチやアイスを食べるにしても、袋のまま食べるのではなく、あらかじめ小さい皿やカップに入れて食べる。
そういえば自分がアメリカに来た直後、70kg台までいつの間にか太っていたことがあるが、思えば「1サイズあたりの量が多い」のが原因だった。
ポテトも日本のカルビーの2倍ほどの量が一袋になっていたり、アイスもスーパーカップは200mlで、テレビを見ながら食べてても「あれ、いつの間にか食べ終わってた」ってなるが、こっちのハーゲンダッツは普通サイズで414ml、もう少し大きいサイズになると1Lを超えるものもあり、テレビを見ながら食べてると「あれ、、、なんか腹が・・・、苦しいぞ・・・」となって気付いたら1000kcal以上アイスだけで摂ってたという事態に陥っていた。
「アメリカ人はコーラを水代わりに飲む」とまことしやかに囁かれていた噂も、日本にいたときは「んなバカな。」と思っていたが、2リットル1ドルのコーラの安さに釣られて実際にそうなっている自分がいた。
ということで、小分けにするなりして1ポーションを少なくすることは「くいもんみんな小さくなってませんか日本」より、アメリカ生活でこそ効果を発揮するかもしれない。
日本の最新事情に疎い自分でも名古屋の給食を見たときは一瞬病院食なのかと疑ったほどである。
名古屋市の小学校の給食の10年前のメニューと、現在のメニューとを比較した。年6回あったメンチカツが昨年度は1回、同じく年6回あったエビフライはゼロになったと伝え、デザートも年83回から、41回に半減したとした。一方で、切り干し大根や高野豆腐などを提供する機会が増えたとも伝えた。
「名古屋市の学校給食が質素すぎる」とネットで話題に。その背景は?
もはや「おいしい給食」(1984年当時を想定)の世界はドラマの中だけになってしまったのか。
水を飲むべし
最後はこちらの「水を飲むためのグラスは大きくし、頻繁に水を補充する」。
よく耳にする、「食事の前に一杯の水を飲むといい」とかもこれと同じ対策になる。
水を飲むというシンプルな方法ながら、その効果は抜群で、実際お腹が空いていると思ったら単に喉が渇いているだけだったということもあるので、水を飲むことで本来摂る必要がなかった余分なカロリーをセーブすることができる。
特に牛乳やジュース、砂糖入りコーヒーのように、飲み物自体のカロリーが高い場合にそのカロリーをゼロにできるのは大きく、活用次第では今回の3つの中で最も役立つ方法かもしれない。
ちなみに自分が最近よく飲んでいるのはペリエ。
炭酸で膨満感もあり、Costcoでバルク買いできるので助かっている。
0 件のコメント :
コメントを投稿