新型コロナで親戚を亡くした自分が思うこと

日本でも緊急事態宣言が出たということだが、アメリカは今や世界最多の感染者数となり、ニューヨーク州だけでも22万人と比較にならないほどの感染者が出ている。

これだけ感染者が出ると自分の周りも例外ではなく、知り合いの間でも感染した人が出ていたりとしている。

それでも面識のある人の中では感染者もおらず、これまで一番近かったのはチャイナタウンの知り合いのお父さんとお兄さんが感染、お父さんが亡くなったという知らせだった

が、妻のいとこから、「お母さんが亡くなった」という知らせを受けてショックを受ける

自分にとっては義理のいとこにあたるが、いとこはすでに成人、独立していて一人暮らし、お父さんはすでに4年前に他界していて、お母さんは老齢で介護施設に入っていたので、その介護施設で感染したものと見られる。

ちなみにニュースでも盛んに報じられるほど介護施設は今回の感染&死亡事例の温床となっており、アメリカでは新型コロナウイルスの死者の20%が介護施設で起こっている



いとこのお母さんはクイーンズの介護施設だったが、自分が住んでいるニュージャージーでは家族にも知らされないまま遺体が積み上げられていたとして問題にもなり、当局による捜査が入る事態となっている




血縁関係がある伯父さんの奥さんということで、妻にとっても「義理の伯母」にあたる関係だが、それでも自分も何度か会っていたし、いとことはよく連絡を取る仲だったのでショックは大きかった。

ただ悲しみにくれているかというと当事者のいとこも意外としっかりしていて、というか葬式※やら関係者への連絡やらの手続きに追われて悲しんでいる暇がないほど忙しいというのが実際のところなのかもしれない(※感染リスクもあるので立ち会えるのは息子1人のみということで、ここでも普通の葬儀の流れと違ってくる)。

香港にも連絡すべき親族や知人がいたかなどを聞くのをこちらも手伝ったりと忙しい。

そしてこれまで、それでもまだ他人事だったニュースの数字が圧倒的なリアルさで感じられるようになった

毎日毎日、ニューヨーク州のクオモ知事が「今日は474人が死亡して昨日よりも減少したが、依然として高い数字だ」といった死亡者数を発表しているが、その474分の1に自分の親戚が含まれていると思うとその数字のリアルにゾッとする



同じようなことがニューヨークやニュージャージーだけでなく、世界中の介護施設や老人ホームで起こっている。



最近疲れやすいのは忙しいせいだと思っていたが、そういった心理的なストレスも影響しているのかもしれない・・・。

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