ニューヨーク州では一部地域は予定通り徐々に経済再開される予定とのことだが、クオモ知事によれば最初に再開されるのは建設業等一部だけで、さらにそこから2週間の経過観察期間を経て次の段階へ移るらしい。
となると子供の健康や安全が考慮されるとなると学校系の再開は後の方になるだろうし、そもそも上記はニューヨーク州でも比較的感染者が少ない北部の地域で、ニューヨーク市付近※ではさらに後になる(※ニュージャージー州北部やコネチカット州は地域経済上繋がっているので平仄を合わす感じになる)。
州や地域にもよるが、アメリカの学校は6月中旬ごろには夏休み入り、次に始まるのは新学期の9月。
そう、6月中旬まで再開されなければ次の登校日は9月になってしまうのである・・・。
そして上記の状況を鑑みるに6月中旬まで再開されない可能性は十分にある。
この点、一番困るのが宿題の提出や評価方法が流動的でハッキリしていないこと。
急、かつ、なし崩し的に始まった家庭学習で、宿題の提出方法も統一されないまま、クラスによってはオンライン、別のクラスではプリントやメールだったりとさまざま。
プリントも最初は2週間ということで2週間分のプリントを最後の登校日にもらって帰ってきたが、その後は登校日もなく延長を重ね、最初のプリントすら直接渡す機会もなく、あとはオンラインでのやりとりに。
国語(というかこちらでは=英語)はメールベースでプリントをPDFでもらって印刷し、終わった後スキャンしてメールで送り、算数はオンラインでログインしてオンラインで問題を解き、別の科目はGoogle Classroom(というグーグルの学校向けサービス)経由でやりとりをしたりとバラバラで、管理するのも大変。
さらにGoogle Classroomでは他の学級のもひとつのプラットフォームに入ってしまっているので、To-Doリストに他学年の宿題もアサインされて、それはやらなくてもいいのだが「未提出」フラグが立ったまま期限過ぎアラートが出たりとしっちゃかめっちゃか。
自分はリモートワークで子供の学習を横目で見られるからマシなものの、エッセンシャルワーカーで子供の家庭学習まで見切れない家庭等さまざまなので、そもそも家庭学習環境が均一でなく、その中で公平な成績評価ができるかどうかも厳しいと思う。
まあうちの子はまだ小さいので成績表より実際に知識が身についているか気にすればいいが、受験生だったり成績の如何が進学なり推薦に影響するような年頃の家庭ではもっと切実な問題なのだと思う。
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