物価高に斜め上から挑むチャイナタウンのB級グルメ

今回ご紹介するのはチャイナタウンにある大永旺(NB Wing Wong)。

ジョーズ上海の二軒隣にあるといえば場所を知ってる人にはわかりやすいかもしれない。

中華料理のジャンルといえば広東料理系になるのだが、メニューの表紙に書いてある通りチャーシューとお粥類がウリ。

ちなみにこの縦長の紙のメニューはニューヨークでよく見かける持ち帰り用メニューのように思えるが、大永旺では店内メニューもこれ。

そして普通は取り皿とお茶が出てくるのだが、その皿がプラスチック、というかテイクアウト容器の蓋!(もう衝撃すぎて紙コップのお茶が普通に見える)

これはとんでもない店に入ってしまったかもしれない。と思いつつも同行している華僑の友人たちは馴染みの店なので普通にしている。なんだ、この状況に違和感を感じてるのは自分だけなのか…!?

と、注文した油條や牛脷酥がやってくるが、これも長方形のテイクアウト容器の蓋!

この店ではお皿の代わりにプラスチックの蓋を裏返して使うのがデフォルトらしい…。

はたしてお粥(皮蛋瘦肉粥)もテイクアウト用の容器でくる。が、蓋を裏返して使うのに比べればもう驚かないよ。むしろ「取り皿」を被せればそのままTo Goできて便利だな。あはは。

そうして注文したものが揃うがまばゆいばかりのプラスチック容器の世界。かつてここまでプラスチック容器を活用した店があっただろうか…。

ちなみにお店の名誉のために言っておくと、自分的には十分満足できた

華僑の友達の馴染みの店だけあって味は地元の広東料理だし、価格の割に量も多くコストパフォーマンスがいい。物価高が社会問題になっている現状では、プラスチック容器で節約してお客への価格転嫁を抑えてると思えばむしろ好感が持てる

オフィシャルなシチュエーションならアウトだが、気の置ける仲間とチャイナタウンB級グルメを楽しむなら十分ありだろう。


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