海外在住邦人にとって必須ともいえる日本のテレビ鑑賞環境。
今回試したのはUBOX10。
これまで使っていた中華テレビボックスのX88 PRO 20は性能不足でChromeのブラウザがすぐに落ちてしまうこともあり、ブラウザ経由で映画やドラマを見ていたうちとしては買い替えを検討することになった。
といってもアメリカ系の映画やドラマより中華圏や日本のものを見る＆中国語字幕が必要なうちとしてはAmazonのFire TVやRokuといったこちらのテレビボックスではニーズに合わず、買い替え候補も中華テレビボックスとなった。
中華テレビボックスとはいえ、UBOXはその筆頭といっても差し支えないモデルなので有象無象のものに比べれば信頼性は高い。それに台湾のメーカーらしく、カスタマーサポートも反応が早いというレビューもあるのでどこかのOEMを横流ししているような無名ブランドよりも安心。
が、その分お値段も張って、前回のX88は$59.99だったが、UBOX 10は$238もした。とはいえChromeすらストレスを感じるX88は安物買いの銭失いだったのでちょっと奮発。
ミニキーボードもついてきたがすでに一つ持ってるので不要。この分ディスカウントしてくれればいいのだが…。
最新バージョンだけあって性能も中華TV Boxの中ではトップクラス。
内容物としては本体とリモコン、ACアダプタにHDMIケーブルまでついているので追加購入不要ですぐに接続できる。といってもACアダプタはこれまでのTV Boxのものが使えたし、HDMIケーブルもすでにあるのでその分ディスカウント以下略。
起動するとこんな画面が。まあ思った通り中華を中心にアジア圏向けなのだろう。ちなみに以下のスクリーンショットは正體字（香港繁体字）ベースのメニューになるが日本を選べば日本語メニューになる。
セットアップで戸惑ったのは専用リモコン。最初は反応が悪すぎたが、Bluetooth接続ということで、きちんとペアリングしたら直った。
設定画面で「UB-RC」のリモコンがペアリングされてれば大丈夫なのだが、混乱の原因は（赤外線も出す仕様なのか）Bluetoothがペアリングされてなくても遅いが反応するということ。なまじ中途半端に反応するのでペアリング自体はされていて初期不良品なのかと思ってしまった。
メニューはこんな感じ。まず最初にすることは言語関係のセットアップ。Google PlayストアでGboardをインストールして日本語入力環境を整え、音声検索（リモコンにマイクがついてる）の言語も設定しておく。
UPLIVEでは生放送が垂れ流しされてて香港や台湾、大陸のテレビ局が見れる。
日本のテレビ局もカバーしているのはうれしい。これで日本から親族が来ても気兼ねなく日本のテレビ環境を提供できるのは助かる。
ちなみにアメリカやカナダ、イギリス、フランス、イタリア、インドネシア、ベトナム、フィリピン、トルコ、ブラジル、インドなどのテレビ局もカバーしている。まあ実際に見る機会があるのは香港、日本、アメリカくらいだろうが…。
日本ではキー局やメ～テレ、関西テレビといったローカル局から、WOWOWやBS、キッズステーションやアニマックスといった専門チャンネルまでカバーされていて、おそらく見る機会はない時代劇チャンネルまで見れる。ちなみに「隠しチャンネル」項目もあって、隠しコード（1818）を入れることでアダルトチャンネルも見れるようになっている。リビングで使っている我が家では見ることはないだろうがｗ
生配信は5日間遡ることができて、番組表から選ぶことができる。プレビュー画面で見ることもできるが、もちろんフルスクリーンで表示できる。
生配信以外にも映画やドラマ、アニメなどが揃っている。
国（言語）別にフィルタもかけられるので日本のものだけ選ぶこともできる。
バラエティーもあるが志村けんのだいじょうぶだぁとかあいのりってかなり昔なんじゃないだろうか…。
アニメはけっこう最新のものが揃っている。
Google Playストアが入っているのでAndroidで使えるアプリなら自由に入れられるのもカスタマイズ性が高くていい。VLCプレイヤーでNASの動画データを自由に再生できるし、YouTube Vancedを入れて広告なしのYouTubeを見ることもできる。
ChromeやFireFoxでブラウザからの動画再生や、RSS Playerでの再生もできたのでやりたいことは全部できる感じ。こういう非公式のテレビボックスは標準アプリがなにかの拍子で使えなくなったら単なる箱になってしまうのが心配だが、ブラウザやRSS Playerが使えれば標準アプリが死んでも動画再生環境は確保できるので保険にもなる。
これまでのTV Boxで感じていた読み込みの遅さも全くなく、とりあえずは快適な動画ライフが送れそうである。
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