Triple Witching Day 2023 Q4のオプション備忘録

ダウの史上最高値更新を受けてマーケットは上がり調子。

とはいえSkewも高くなっていて、15日は150越えでクローズしました。


昨日14日には162.51を記録し、160台を超えるのは一昨年の9月以来です。

S&P500は連日の高値を受けて終日小幅な動きでしたが、Triple Witching DayということもあってClose前は値が荒れました。

0DTEのSPXは12:30ごろにLimitオーダーが約定されたのですがチャート的には変な乖離が出たわけでもなく平穏でした。

ちなみに13日のオプション価格はFOMC直前までセータのタイムディケイをIVでオフセットしていたのでこんな感じでした。

BloombergもFed ignites the pivot partyとの見出しで報道しています。

なお、"Fed ignites the pivot party"は、アメリカ連邦準備制度理事会(FRB)が、従来の金融引き締め路線からの転換(pivot)を開始したことを意味する表現です。

FRBは、2022年6月以降、連邦公開市場委員会(FOMC)会合で、毎回0.75%の利上げを実施してきました。これは、1994年以来、最大の利上げ幅です。しかし、FRBは、昨年12月のFOMC会合から利上げ幅を縮小し、9月以降は利上げを見送り、さらに今回のドットチャートで2024年に3回の利下げ(75bps)を示しました(マーケットは7回見込んじゃってますが)。これは、FRBが、金融引き締めによる景気後退リスクが顕在化していることを示すものです。

"ignites"は、「発火させる」という意味の単語です。この表現は、FRBの利上げ幅縮小が、金融市場に新たな動きを引き起こす可能性を示唆しています。

S&P500構成銘柄

S&P500の構成銘柄としてはテック系が牽引していましたが、セクター全体を見渡すとむしろ下げの方が多かったようです。

マーケットカメレオンのSentimentではAAPLとかかなりBearishに振れてますが、前日よりは売り圧力が弱まってますしTriple Witchingの解消行動もあるはずなので予断は許さない状況です。

日経平均では投資主体別で海外投資家と証券自己売買が売り越してきて個人投資家を食い物にする展開が続いてます。

まだ12月のEarnings Releaseも残っているので来週もエッジを探していきたいと思います。


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