マンハッタンの交差点で轢き逃げされそうになった件

接触~そして~

いつものように自転車通勤中、西から東へ抜ける一方通行※の通りの右側を走行していました(※マンハッタンは左折渋滞(日本で言う「右折渋滞」)を避けるために、大通り以外は基本的に一方通行の都市設計になっています)。

そして前方には向かって左手(南から北)へ一方通行となっている交差点が。

道路の右側を走っているので左折車に巻き込まれる危険はないのですが、右側は路駐の車が並んでいて、狭くはないですが自転車が1台通れるくらいのスペース。

が、そこでいきなり左にいた自動車が幅寄せしてきて接触。

前方にはトラックが左折しようとしていて、横断中の歩行者で左折待ちになっていたところ、接触してきた車はトラックを避けて直進しようと右に寄ってきたのでした。

まあ状況自体はマンハッタンではよく見かける光景でもあり、余裕があれば掌で車体を叩いたりして注意を促すのですが、急に寄せられてこのまま右の路駐車との間で押し潰されそうになったので片手離しをして叩く余裕もなく、倒れないように左肘と左膝を車に押し返すようにしながら声を出してこちらを気付かせます。

なんとか転倒することなくその場を切り抜けましたが、横断歩道を渡っていた歩行者のおばさんとかもびっくりした様子でこっちに注目してます。

そして相手の車は止まるかなと思ってふと見たら急加速して次の信号をそのまま突破して走り去っていきました…

ちなみにジンジンとした接触の感触が左肘と左膝にあったのですがとりあえず摩擦以外に痛みはないので怪我はなさそう。アームウォーマーやレッグウォーマーが擦り切れたりしてないかも気になりましたがそこまでスピードが出てなかったおかげか両方とも無事でした。

以前見たワーストサイクリスト

そのまま走り去られたというか逃げ去られた件に関しては、最近自転車仲間の間でヒットアンドランの事例を聞いていた自分としては、「やはりな」と言いたいところですが、実は以前目撃したヤバいサイクリストもいたのでマンハッタンでは車だけが悪者といえないところもあります。

そう、あれはコロナ前の頃、6番街の大通りを北へ走っていたとき、前方を走っていたサイクリストが何の脈絡もなく、いきなり右側にいた車のミラーをバンッとぶん殴ったのです。

その結果ミラーの接続部分が壊れてだらーんとコードだけ繋がって垂れ下がってる状態に(むしろ手が痛そうと思ったほど)。

ドライバーは怒り心頭に達したのか加速して追いかけていきましたが、サイクリストはそのまま一方通行の通りへ曲がって逆走。

自動車でさすがに一方通行の通りに逆走で入れない(特にマンハッタン内は混んでて対向車も多い)ので焦った様子で次の通りを曲がって追いかけ去っていきましたが、あの様子だとそのまま逃げ切られてしまったのかもしれません。

悪い奴もいるもんだなぁと思いましたが、こんな世界では事態に巻き込まれないようなコンサバな走り方がいいのかもしれません…。


0 件のコメント :

コメントを投稿