物理的に自動車事故に遭わない方法
自転車通勤をしていて一番怖いのは事故に遭うことです。特に自動車との事故は一発アウトになりかねず要注意です。
この点、自転車通勤で日々意識していることは「できるだけ自動車がいない場所を走る」です。
思えば自動車が発明されたのは1769年なので、それ以前は「自動車事故」はこの世に存在していませんでした(自転車の方が後に発明されたのでその頃は自転車事故も存在してませんでしたが)。
今でも「自動車がない島」であれば物理的に自動車事故の起こりようがありません。
車が多い大都市ではこの考え方が通用しないように思えますが、自動車が禁止な公園や自転車専用道路であれば似たような環境を実現することができます。
幸い、マンハッタンのハドソンリバー沿いには自動車侵入不可のグリーンウェイが整備されていますし、セントラルパークも通勤時間帯は一般自動車の乗り入れが禁止されているので「自動車がない環境」を実現できます。
といったこともあり、マンハッタンの南から北の端までつながっているハドソンリバー沿いのグリーンウェイを基本的に走るようにしています。
通行止め&道路剥ぎ
今日、いつものようにハドソンリバーを南下していると、126丁目からグリーンウェイが通行止めになっていました。
しょうがないのでグリーンウェイから一番アクセスのいい、リバードライブ沿いを走ります。
リバードライブはグリーンウェイや高速道路(ウェスタンハイウェイ)に沿って走っている一般道で、車通りはありますが道が広く、西側がグリーンウェイ&高速道路に面しているため左折&右折車の心配も少なくて済みます。
126丁目の川沿いから一気にGrant's tomb(グラント将軍の墓)まで上ってリバードライブに入って南下していきます。すると、92丁目から86丁目まで道路が工事中…。アスファルトが剝がされていてめちゃくちゃ走りにくいです。
ここも走りにくいとなると明日からはマンハッタン内を通ってセントラルパークを突っ切るコースにしないといけないなと思いながら走ります。
やめてくれお!自分めがけて突っ込んでくる鉄の塊
その後72丁目からセントラルパークに向けて走ります。
セントラルパークには入る間もなく、そのままブロードウェイ→7番街へと走って南下。
そして52丁目で青信号を渡ろうとしたところ、すごいスピードで左折してきた車が目の前に…。
「やばい、ぶつかるっ」と覚悟をしましたが、向こうも急停止をしてくれたので間一髪ぶつからずに済みました。あのスピードのままぶつけられていたら間違いなく吹っ飛ばされていたと思います。
青信号で自転車にRight of way(道交法上の優先通行権)があるので、左折車がYield※するべきなのですが、こちらではぶつかってもそのまま走る去る車も多いし、そもそもウィンカーを出さずに曲がる車も多いので相手に期待してはいけません。
事故ニアミス現場はここで、自転車レーンがあって自分もレーンを走っていた(以下、青線部分)のですが、車道との間のスペースに駐車されていた車(赤四角部分)がいて死角になっていたのでスピードを出して左折してきたのだと思います。
この点、車道の左側(緑線部分)を走っていれば運転手から視認されていたので事故のリスクは回避できていたと思います。
このようなケースは自分以外でも起こっていて、上記理由から自転車レーンがあっても敢えてレーンじゃない部分を走る人もいますが、それはそれで警察に違反切符を切られる可能性があるので悩みどころで、なまじ自転車レーンがない方が安全だったりします。
マンハッタンの自転車レーンがいかに走りにくいかは3千万回再生された以下の動画をご覧ください。自転車レーンを走らなかったために50ドルの罰金を食らった動画主が忠実に自転車レーンを走ったらどうなるかをスタントしています。
ちなみに帰りは通行止めはなくなっていましたが、単に日中の工事時間が終わっただけかもしれないので油断できません。
このまま通行止めが続くと今週は自転車通勤しにくくなりそうです…。
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