最近の天気はまさに気まぐれです。しとしとと降り続く雨、時には土砂降りの中をびしょ濡れになって走ったり、一日中雨の場合はバスと地下鉄に揺られて通勤する羽目になったりと、なかなか気が休まりません。
ようやく春が来て初夏になると思えばこの長雨。まるで一難去ってまた一難。春の穏やかさを取り戻すには、もう少し辛抱が必要なようです。
🦆 カナダ雁の親子に癒される朝
そんな慌ただしい日々のなかで、ふと心がほぐれる存在があります。それが、ハドソンリバー沿いで見かけるようになったカナダ雁の親子です。
普段は大人のカナダ雁だけがのんびりと歩いていて、時には道の真ん中で立ち止まって通行人を困らせることも。しかし春になると、彼らがヒナを連れて歩く姿が見られるようになります。それだけで風景が一変し、自然と足を止めて見入ってしまいます。
🚸 横断するヒナたちと人の優しさ
ヒナたちはまだ小さく、親のあとを一生懸命ついて歩きます。ときには家族全員で道路を横断する場面に遭遇することもあり、そんなときはサイクリストやランナーが自然と足を止め、交通整理を始める光景すら見られます。
人間の社会に生きる私たちが、ほんのひとときでもカナダ雁のために力を合わせる、そんな場面に出会うと、普段リストラやらオフショアやらトレードやら税金やらで殺伐とした日々を送っている中でほっこりします。
👨👩👧👦 ツガイの強さとヒナの成長
彼らの家族構成はとてもシンプル。親ガンはいつもツガイで、協力しながらヒナを守っています。わずかな隙にも気を抜かず、周囲を見渡しながら歩く姿には、自然の中にあるたしかな絆が感じられます。
以前、ダイエット中にふと「このカナダ雁、丸々していて美味しそう…」などと思ってしまった自分を反省したりもしますw
🧭 小さな足跡をたどる楽しみ
そんなカナダ雁のヒナを見守る通勤が一カ月ほど続く間、ヒナたちの成長は見た目にもはっきりと分かり、今ではヒヨコっぽい黄色い羽毛も抜け落ちてます。「もうこんなでっかくなったんか!?」と驚かされるほどで、「対する自分はこの一カ月でどれだけ成長したんだろう…」と比べると悲しくなります。
今週は月曜から徐々に北の方へと移動しているようで、出勤途中にあの家族を見かけたポイントから、彼らの小さな旅路を想像することができます。このまま何事もなく成長していって欲しいものです。
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