🚴 通勤中に異変!ペダルを踏むたびガチャガチャと…
先日の通勤中、ペダルを回しているときに「ガチャッガチャッ」とチェーンが跳ねるような妙な感覚がありました。
最初はアウターローに入れたときだけたまに発生する程度で、テンションプーリーとうまく噛み合わずに、チェーンがプーリーの歯に一瞬乗ってから落ちるような印象でした。
リアディレイラーの位置を微調整して、なんとかごまかしながら乗っていましたが、問題はだんだんと深刻に。
気がつけばアウタートップやインナーギアでも同じ症状が出始め、「これはさすがにまずい」と本腰を入れて調査することにしました。
🛠️ トルクをかけるとだけ再発?整備台では再現できず…
ところが困ったことに、この現象、トルクをかけたときにしか起こらないのです。坂を上るときのような、感覚的には200Wくらいはかけないと再発しない感じ…。つまり、メンテナンススタンドでクランクを空回ししても全く再現できません。
そのせいで、どのギアで、どんな状況で、どんな風に異常が出ているのかが分からず、どこをどう調整すればいいかも見えてきません。
落車や転倒歴はなく、ディレイラーハンガーが曲がった形跡もなし。となると、疑うべきはやはり消耗品たちの摩耗ということになります。
🔧 チェーンもスプロケも異常なし?そして見つかった意外な摩耗
ということで、まずはチェーンチェッカーで伸び具合を確認。結果は0.75%にも達しておらず、まだまだ使用可能な範囲です。
次にスプロケの清掃をしてみたり、リアディレイラーの調整もあれこれ試してみますが、残念ながら改善せず。
そんななか、スプロケを掃除している最中に気づいたのが、ガイドプーリーの摩耗でした。
取り外してみると、思った以上に削れており、なるほど、ディレイラーの位置よりもプーリーの摩耗が原因だったのかと一瞬納得してしまいました。
🔄 デュラエースのプーリーで解決…せず
あいにく新品のプーリーの在庫は手元になかったのですが、使っていないロード用ディレイラーがあったので、そこからデュラエースのプーリーを拝借して交換します。
これで直ったに違いない!と意気込んで試走に出かけたのですが……改善せず。
明らかに摩耗していたプーリーを交換したにもかかわらず、症状はそのまま。原因特定は、またしても振り出しに戻ってしまいました。
🌧️ 金曜の豪雨、そして追い打ちのパンク事件
そんな調整沼にはまっていた先週の金曜日、大雨警報が出ている中を帰宅する羽目に。サンダーストームは避けられたものの、空模様は油断できません。
そして事件が起きました。帰宅途中、「カチャーーン!」という金属音が鳴り響き、次の瞬間、後輪の空気が一気に抜けました。
どうやら金属片のようなものを踏んでしまったようです。幸い自宅の近くだったので歩いて帰宅し、すぐにリアホイールを取り外してチェック。
タイヤ表面には裂けた跡が。最初は破片が突き刺さってる箇所だと思ったんですが、
チューブの裏側を確認すると、白く囲んだ箇所で貫通していてパンクの原因になってました。
タイヤそのものもだいぶくたびれており、そろそろ寿命かもしれません。ただ、ストックがなかったので、今回はとりあえず貫通した箇所をヤスリで滑らかにしておいてチューブ交換でしのぎます。
ついでにリアホイールを外した流れでオーバーホールも実施。チェーンも108コマにして交換し、ワイヤーの張り直しからテンションアジャストボルトの調整まで、まるで新品のディレイラーを取り付けるような気持ちでゼロからセッティングをやり直しました。
こうして、すべてを一新して走ってみた今週。ついに、あの「ガチャガチャ跳ねる」現象が消えました!
チェーンやディレイラーのオーバーホールが効いたのだと思われます。やはりケーブルやチェーンの微妙な伸び、そして全体の摩耗の蓄積が、複合的に問題を引き起こしていたのでしょう。
直接の原因が特定できなかったのは気持ち悪いですが、複合要因なら、そもそも単体で切り分けるアプローチでは限界があったのかもしれません。
まだ交換時期ではなかったチェーンを変えてしまったのは若干痛手でしたが、あのまま微調整を続けて時間を浪費していたら、時給換算ではむしろ損だったかもしれません。
今回の教訓として、次からは「時間対効果」も意識して、賢くメンテしていきたいと思いました。
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