物欲紹介:Garmin Edge 820のグループトラック機能

Garmin Edge 1000のときにも物欲紹介をエントリし、そのときはかなり乗り気でない内容を書いたものだが、以前から期待していた機能がGarmin Edge 820(とGarmin Edge Explore 820)でついに登場した。

物欲紹介?:Garmin Edge 1000

はっきりいって、Garmin Edgeのサイクロコンピュータはかなり完成されたところにまで到達していると思う。


自分はGarmin Edge 800を使い続けているし、一度ぶっ壊れても手厚いサポートでRefurbished版を送ってもらい問題なく使えている。

Garmin Edge 800の電池劣化問題:ガーミンのサポートは神なのか

が、その完成されたサイコンにおいて唯一欲しかった未来の機能。

それこそがグループトラック機能(GroupTrack feature)であった。


当時書いたコメントを再度掲載。

それこそ今のサイコンであれば、Bluetoothでスマホと連携して第三者が位置情報を確認できるGarmin LiveTrackなど、現在位置や出力をネットで共有することも可能になっているので、単なるチーム練習でも逃げ集団と追走集団に分かれたり、レースでも逃げているチームメイトの位置を確認したりと、レース戦術的な幅が広がることは間違いない。


そう、無線が使えない/使わないアマチュアレースの中で、レース戦略や展開を変えるほどの潜在力を秘めている機能だと思う。

レースでチームメンバーを逃げ集団に乗せて逃げ状況を把握したり、逆に逃げている最中にどれだけ後続集団と距離があるかをチェックしたり、まさに夢が広がる。

トレーニングでも単なるグループライドの枠を越え、逃げ集団と追走集団に分かれたりすることでチーム練習のバリエーションがぐっと広がる

力の差があれば1人で逃げて多数で追ってもいいし、逆に複数の逃げ集団を少数で追いかけるといった構成も可能。

動画を見る限りグループトラックは名前を登録して個々人をトラックできるようなので、それぞれバラバラに走ったとしても誰がどこの上りを攻めているかとかもわかって面白そう。

グループ練習の途中から個人練習に入ってカフェで待ち合わせという場合にも、誰がまだ走っていて誰がカフェに着いているかも一目瞭然。別途LINE等で連絡を取り合うことももちろん可能だが、いちいち停止して「カフェなう」的な文章を入力したり、スマホを取り出してチェックすることを考えれば利便性は段違いである(走行しながら出来る人もいるかもしれないが、安全面からもやらない方がいいのは言うまでもない)。




ちなみに表示範囲は10マイル(16km)以内ということなのでサーキット系のレースや通常の使用であれば十分。さらに相手が走っているのか、止まっているのかもマップ上でわかるようになっており、走行中は青、停止中は赤で表示される。



まさしく技術が可能にした未来の機能といえるだろう。

ただ惜しむらくは(そして当然だが)相手も対応しているGarminのサイコンを使っている必要がある。

スマートフォンと連携する必要があるのでその機能を搭載していることが
基本条件で、今のところGarmin Edge 820と、Garmin Edge 520、Garmin Edge 1000でもLiveTrackingとGroup Trackをオンにすることで位置表示されることができる。

「位置表示されることができる」というのは、あくまでグループトラックができるのはGarmin Edge 820だけで、Garmin Edge 820のユーザからはGarmin Edge 520、Garmin Edge 1000を使っている(そしてGroup Trackをオンにしている)ライダーの位置を見ることができるが逆は不可ということ。

やはり上記のようなレースやチームトレーニングをするなら全員Garmin Edge 820を用意したいところである。



2 件のコメント :

  1. こんにちは。いつも拝見させていただいています。
    ブログデザインが見やすくなってうれしいです。。

    ところで、520/820は素晴らしいコンピューターなんですが、致命的な欠点があります。
    それは「ユーザーサイドでの電池交換ができないこと」です。
    510/1000世代と異なり完全に非分解式の設計になっているため、ユーザーでの電池交換は
    ほぼ不可能になりました。ネジも何もないバスタブ形状のボディの上からガラスを接着
    しているので、個人ではまず分解できません。

    メーカー送りでもいいんですが交換費用がべらぼうです。ある種の囲い込みをしておいて
    高額修理費請求もどうかと思いますが…
    なので、私は色々と途上であっても510/1000以下の世代をおすすめします。

    520/820のメール通知機能も現状では基本的にはSMSまでなので(メーカーにも確認済みですが、
    キャリアMMSの場合はトリガー用のSMSだけは受け取れるようです)、導入のメリットが
    ほとんどなく。520を持っていますが結局500ばかり使っています^^;

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    1. こんにちは。コメントありがとうございます。
      最近のコメント一覧もサイドバーに追加しましたので少しずつこれからもユーザーフレンドリーなレイアウトにしていければと思います。

      ユーザーサイドの電池交換ができなくなったという情報ありがとうございます。初めて知りました(そんなマイナスかつマイナーな情報は製品仕様にも書いてないですしね)。
      実は私も以前、Garmin交換用の充電池を買いおき用に買っていて、ただネジがあまりに小さくて対応の工具がなかったので交換を後回しにしていたことがありましたが、そのネジ自体がなくなってしまったとは・・・。

      520を持ってるのに500を使われてるとは余程ですね。私も800で十分満足していて、ライブトラッキング機能以外は魅力を感じないのでしばらくはこのままになりそうです。ちなみに最近気になっているのは実はGarmin Edge 25だったりします。あのミニマリストな感じが物欲をそそる感じで(^^;

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