ロックダウンの現場から:引きこもり生活3週間目を終えて

今週でロックダウン生活3週間目が終わった。

自分のリモートワークは実際にはすでに4週間目。企業によっては政府よりも早めに対策を取るところも多く、同じ企業でも顧客対応があったりと部署によって対応は異なるが、自分の職場環境では3月9日の週の途中からリモートワークになった。

子供の学校が閉鎖になったのは3月16日の週からで、ニューヨークの学校もそれに続いて閉鎖になったのでニューヨーク、ニュージャージーともにロックダウン中。

仕事がリモートワークになり、子供の登校もなくなったことでほとんど外に出ることのない引きこもり生活となった。

実際、外に出る機会といえばマンション(こちらではCondoやCoopと呼ぶ)の敷地内でゴミ捨てをするくらい。

食料や生活必需品は人出が少なくなる平日昼間に買い出しをするようにしているのだが、自分はリモートで仕事中なので二人の子供の面倒を見ながら留守番役となっていて、基本的に妻が買い出しを行なっている。

ロックダウン中というと、どこもガラガラですいているように思うかもしれないが、人口が減っているわけでも人が食べる量が減るわけでもなく、一方でスーパーは営業時間を短くしたり入場制限を行ったりしているので、近くのトレーダージョーズ(というオーガニック系スーパー)では駐車場に止めるスペースがないほど混雑して待ち時間がかかったりしている

ちなみに日系スーパーのフードコートもテイクアウトのみになっているが営業時間を短縮しているので、勤務時間後に夕食を買いに行こうと思ってもすでに閉まっているという状態になっている。



家から出ないとはいえ、今の時代ではオンラインでコミュニケーションが取れるので、知り合いや同僚ともメールだったりLINEだったりFacebook経由だったりでやりとりできるのはありがたい。

とはいえ、話題はやはり新型コロナ一色で、実際にチャイナタウンの友達の父親が新型コロナ陽性で今週亡くなったり、その人の兄弟も陽性反応が出たりで一気に身近なものとなってしまった

ニュースは新型コロナばかりで食あたり気味なので見ない方がいいという意見もある一方で、毎日のように刻々と状況が変わり、規制等々のアップデートが連邦政府や州政府、さらには市政府からも出ている状況なので、そういった部分はチェックしないわけにはいかない。

これだけ長く続くと子供も体力が有り余って消化不良気味になるし、ストレスマネジメントが重要になってくる。

トイレットペーパー泥棒にも遭い治安の面でも不安を抱えながら生活していることもストレスになっている

ただ、上記の親族が陽性になった友達に比べれば、まだ近親者では誰も感染していないし、失業もしていないので(泥棒に遭ったとはいえ)まだ恵まれている方だと思う。

実際に失業保険の申請は300万人を超えて過去最大を記録しているし、雇用統計でも(まだロックダウンの影響が完全に出ていない段階なのに)すでに70万の雇用が失われている



失業が溢れる一方で、生活必需品セクターといわれるアマゾンやウォルマート、ホールフーズといった企業は採用を増やしている。



が、仕事があっても不安がないわけではなく職場環境の改善を訴えてストライキが起こっている。



この状況でリモートワークができることは自分の身ならず家族への感染リスクもなくせれるので有り難いし、逆に自分が感染源とならないためにも今しばらくはこのロックダウン生活の中で生き抜いていくのしかないのだと思う。

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