クリート型パワーメーターのプロジェクト失敗~Kickstarterの出資が紙クズに・・・



みなさんは以前ご紹介したこのクリート型パワーメーターをご存知だろうか。

クリート計測パワーメーター登場、時代の流れから紐解く究極のパワーメーターとは

物欲紹介:クリート型パワーメーター Zone D.P.M.X





物欲紹介の記事で書いた「まだ発売前ということで、初期ロットのバグや、正常に動くのかという先行投資リスクもある」という先行投資リスクが、最悪の形で現実となってしまった

今回、このクリート型パワーメーターの開発元、Brim Brothersが開発中止をアナウンス。

Brim Brothers wearable power meter will not be delivered

Power meter Kickstarter Brim Brothers leaves backers in the lurch


ちなみにこのクリート型パワーメーター、クラウドファンディングとしてKickstarterで資金募集がされていた

当初のゴールは10万ユーロだったが、最終的には18万3千ユーロが集まって資金募集は成功、開発が進められていた。

しかし昨日(火曜日)の時点で、資金不足によりプロジェクトを続けることができなくなり、開発自体の中止を発表。

かの有名なDC Rainmaker氏のレビューまでされ、プロトタイプは成功したように見えていたが、製品化で失敗したとのこと。





上記のニュースサイトでは、「クラウドファンディングのダークサイドが露呈した」と書かれているが、このプロジェクトに出資して資金を出した人は、製品を受け取れないだけでなく、支払ったお金すら戻ってこないことになる。

この点、通常の予約購入であれば、例えば発売が中止になったり、在庫が届かなかったりすれば、キャンセルして返金される。

が、クラウドファンディングではあくまで購入ではなく出資という扱いなので、株と同じで投資先の会社が潰れれば出資したお金が返ってこないリスクがある。

Brim BrothersのCEOであるRedmond氏はこう語る。

What this means for you as a customer is that we can’t deliver your power meter, and we can’t provide a refund”


今回は身近な自転車パーツでのクラウドファンディング失敗事例としてもショックであった。

ちなみにKickstarterの失敗時の対応は様々で、詐欺のような場合には裁判所から支払い命令が出たり、資金が残っている場合は返金に応じたりという場合もある。

トラブル続出!?Kickstarterの失敗・返金事例まとめ


なお、Kickstarterの創設者は以前のインタビューでこう述べている。

Kickstarterは返金をしない。取引は支援者とプロジェクト創設者との間で行われるためだ。実際、Kickstarterが資金を受け取ったことは一度もない。プロジェクトの資金集めが成功した場合、資金は支援者のクレジットカードからプロジェクト創設者の「Amazon Payments」アカウントに直接移される。返金はプロジェクト創設者の責任であり、彼らのAmazon Paymentsアカウントを使って行うことができる。

端的に言えば「失敗した場合はうちの責任じゃないから知りません。直接プロジェクトの人に文句を言え」ということである。

世の中の他の仲介業しかり、直接リスクを負わずに手数料として上澄みだけ搾取する方がよっぽど安全で儲かるのかもしれない。



0 件のコメント :

コメントを投稿