汕頭ウルルン滞在記第5回:露天海鮮料理で~お腹を~壊したぁ~



「露天」、そして「海鮮料理」・・・。

衛生管理がしっかりされた先進国ならいざ知らず、中国大陸でこの響きは確実にお腹を壊すコースであった・・・



タクシーで疲れ果てたあとはホテルにチェックイン。



ちなみにこのホテル、5つ星という認定を受けているが大陸のホテルは中国国内基準なので、欧米の基準で言えばせいぜい3つ星レベルくらいか。




一応新市街の中心部なのだが、ひとたび裏通りを見ると視界に入ってくる建物のボロさ加減が数十年前の日本かという感じ。





ホテルで地元の知り合いと合流して外へ。




前回ご紹介した通り、車道は信号無視の車やオートバイの大群で危ないので歩道を歩こうとするが・・・




ほ、歩道が整備されてない・・・。



日本では歩道を走るママチャリが問題になってるがそもそも汕頭ではマウンテンバイクじゃないと歩道を走ることはできないだろう。




ふと裏通りの料理屋を見るとこれまたローカルな感じでいい雰囲気。




せっかくだから地元の名物料理を食べさせてもらうことに。

海沿いにある汕頭の郷土料理といえば海鮮を使ったもの。

任せてくれと言われ、歩道を我が物顔で走るオートバイに気をつけながらついていく。




どんな店に連れていってくれるんだろうと思いながら歩いていくと、大通りの裏にある路地に入っていく。

目的地までショートカットするために路地に入ったのかと思ったら、古びた建物に囲まれた路地の一角が開けた中庭のようになっていて、屋台が設置されていた。





屋台では海鮮が所狭しと並べられていて、その場で注文して好きな調理法で調理してもらう方式らしい。






案内されるままに、ドアすらない廃ビルのような場所に入ると、テーブルとプラスチックの椅子がセットアップされている。

飾り付け等全くされていないが、並べられたテーブルと椅子、テーブルに乗せられたティッシュでここが食事をする場所だとかろうじてわかる・・・。




まったく「レストラン」というイメージからはかけ離れているが、ここが店の中らしい。

そしてガンガンと海鮮料理が運ばれてくると無機質だったテーブルの景色が一変。




はっきり言って味は美味い。

四川のような辣油や豆板醤を使うような料理と違ってあっさり目だが、塩や胡椒がちゃんと効いている。

蝦蛄(シャコ)も食べたが、こんな美味い蝦蛄は初めてかもしれない。

汕頭名物の鉄観音のお茶に、これまた汕頭名物の蠔烙(ハオラオ)という卵入りの牡蠣のお好み焼き。モチモチしていて絶品。

中華の郷土料理を味わい、「汕頭、おそるべし!」とその美味さに満足して店を出る・・・。

と、帰り際、露天の魚を洗ってるおじさんが、バケツで洗った魚をコンクリートの地面に置いている現場を目撃・・・。

これは・・・、やばいかも。

そう思いながらもホテルに戻る。



その後、同行者のうちまずは地元汕頭出身の二人が腹を壊し、翌日自分を含め他の同行者も全員腹を壊した。

汕頭、おそるべし・・・。



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