ブロンプトンのBBにスプロケのスペーサーを入れて干渉を解消する

これまでの三行あらすじ・・・
  1. フロント変速がないブロンプトンに180mmのダブルクランク装着
  2. インナーリングで折り畳み時にフレームと干渉
  3. 干渉をなくすためにBBにスペーサーを入れなきゃならん←いまここ
折り畳み時のフレームとチェーンとの干渉をなくすために、BB(ボトムブラケット)にスペーサーを入れてインナーチェーンリングの位置を外側に出すことに。

あいにくBBのスペーサーは手元になかったが、「スプロケのスペーサーでもサイズが合えば使えるんじゃない?」といういまっちさんのアドバイスを頼りに手元にあったスプロケのスペーサーを取り出す



再度隙間を確認するが、本当にわずかの差でフレームとインナーチェーンリングを通るチェーンが干渉している。



写真では拡大しないとわからないくらい本当にわずかで、1mmだけでも外側に調整できれば干渉はなくなるイメージ



スプロケのスペーサーは以前ブロンプトンのサードパーティー製5段変速内装ギアを使ったときに購入していたのがあり、1mm、2mm、3mmと揃っている。

上記の通り、ほんの少しの隙間だけでいいし、あまりずらしてQファクターの左右がズレてペダリングの感覚が狂うのも避けたいので1mmスペーサーを取り出す。

クランクセットを外して・・・、グリスが固着して固くなっていたのでゴムハンマーでぶっ叩いて外す。



クランクを外したらスペーサーをかますためにBBも取り出す。



ブロンプトンのBBはデフォルトパーツだったスクエアテーパーのごっついやつからデュラエースのBBに交換済み(写真の上のがごっついやつ)。



BBはペダルと同じく右足側が逆ネジになっているが、シマノのBBはどちら方向で締まるかマーキングされてるのでわかりやすい。



シマノのBBとスペーサーを比べると、シマノスプロケット用のツメ部分が干渉してスペーサーがBBに入らない・・・



これくらいなら・・・削ればなんとかなりそうだ・・・ということでヤスリを取り出す。

ガリガリガリガリ削る・・・。

完了。

右下が1mmのスペーサーだがツメ部分を削り取ってやった。



BBにはめてみると・・・、もともとスプロケ用のスペーサーだったと思えないくらいBBにミラクルフィットしている・・・



あとは普通にスペーサーをかました状態でBBを締めてクランクを装着。やはり外周部はまるで示し合わせたかのようにBBとスプロケスペーサーの直径が一致している



早速インナーにチェーンをはわせて折り畳んでみると・・・。

干渉しない!!!

目視してみてもまさにちょうどいい塩梅で奇跡のスペースを確保できている



やはり1mmの隙間で直るくらいの微妙な差が干渉の原因になっていたのか・・・。

それにしてもやはり専用設計のブロンプトン・・・、ブルホーンバーをつけてもうまく折り畳めなくなったりと、少しでもカスタムするとどこかで歪みが出るという専用設計の繊細さ(悪く言えば融通の利かなさ)をまた味あわせてくれた一件だった

0 件のコメント :

コメントを投稿