コロナ後の初帰国で上がったハードル一覧

今回日本への一時帰国を終えて戻ってきた。

事前やフライト直前、入国時の手続き等でコロナ前とかなり違ったので現時点の状況を備忘録がてらまとめておきたい。

主にコロナ前と違って追加になった手続きは以下。このうち、旅行計画を立てた時にはまだ有効だったが、フライト前になって日本とアメリカで入国規制緩和があって随分助けられたところもあった。

  • パスポート再取得(コロナ期間中に失効した場合)
  • 日本入国のビザ取得(日本国籍者以外は国籍に関わらず必要)
  • フライトキャンセル、振替対応(最近多発中)
  • 日本入国前のコロナ検査陰性証明
  • 日本入国時のMySOSアプリ登録 
  • 日本入国時のコロナ検査(規制緩和で6月1日から不要)
  • 日本入国後の自宅等待機(規制緩和で6月1日から不要)
  • アメリカ入国前のコロナ検査陰性証明(規制緩和で6月12日から不要)

準備にかかる手続き&リスクと帰国決意

今回、概して感じたのは日本に行くというハードルがすごく上がったこと。

そもそもコロナでロックダウンしていたときは次にいつ海外旅行できるかわからなかったのでパスポートは期限切れで失効していた(自分以外にもそういう知り合いがちょこちょこいた)。

それに加えてこれまでビザ不要だったアメリカ国籍保有者もビザが必要になったので日本領事館へのビザ申請手続きもしないといけなかった。ビザ申請のための予約だけで領事館に電話がつながるまで20回以上はかけ直したりと大変だった。

そしてコロナの検査証明といった手続き…。

つまり、コロナ前は航空券を取って、仕事の休暇スケジュールを調整したらすぐにでも行けたのが、まずはパスポートを取って、ビザを取って、コロナの書類を整えてというプロセスが純増。

費用の面でもただでさえ物価高で航空券が高くなっているのに加えてCOVIDの検査費用もあって大変だった。

が、それでも一時帰国を決めたのは子供と両親のこと。

これまで2年以上両親と会わせてあげれなかったが、おじさんになってからの2年ならともかく、幼稚園~小学生での2年はあまりにも大きい。

そしてそれは自分の両親に対しても言えること。両親も高齢者なのでいつまで健康でいてくれるかわからないし、この機会を逃して2年後とかになったら同じように会って家族旅行にとはいかなくなるかもしれない。

「小さい頃に祖父母と一緒に生活した想い出」、「孫と一緒に過ごした想い出」というのは上記の手続きの煩雑さやコスト増加を以ってしてもなお優先すべきとの思いがあった。

事前準備と計画

ということで事前準備を始めたのだが、一番ボトルネックになりそうだったのはアメリカのパスポートだった。

日本のパスポートは領事館で申請すれば1週間というスピード発行で手に入る。

 

が、アメリカのパスポートは申請から受け取りまで8~11週間もかかる。60ドル追加で払えば「特急扱い」で早く処理してもらえるがそれでも5~7週間で日本のパスポートとは大違い。実際には特急扱いで4週間で受け取れたが、申請が多かったらもっとかかっていたかもしれないので早め早めに申請する必要がある。

 

アメリカ人が日本のビザを申請する際にパスポートが必要になることを考えると、アメリカのパスポートの取得タイミング自体で準備にかかる必要期間が大きく左右されることになる。

相次ぐフライトキャンセル

そして前回エントリしたフライトキャンセル

自分は最初に行きのANA便がキャンセルされて別の日に振り替えを余儀なくされ、その後帰りのUA便もキャンセル通知がきて変更となった。

知り合いにもキャンセルに遭ってる人が多いなぁと思っていたら、コロナ後の人員不足等によるキャンセル多発がちょうど旅行前後でニュースにもなって全体的に起こっていることだと知る。

コロナ検査陰性というハードル

上記のハードルを越えても日本入国には出発72時間以内のコロナ検査陰性証明が必要となる(2022年7月22日現在)。

知り合い家族でも陽性が出て全キャンセルになったという例があるのでかなり不安だった。

フライトができないとなると、航空チケットはもちろん、日本滞在中の予約したホテル、仕事の休暇スケジュール等すべてひっくり返されてしまう。

費用の損失はもちろん、再手続きの時間や手間を考えると、もうリスケジュールする気力もなくなるくらい打ちのめされるかもしれないと思っていた。

幸いアメリカの入国規制はフライト前に緩和されて検査不要になったが、日本では引き続き陰性証明が必要。しかも家族4人だと4分の1で一人でもひっかかるとアウト。

それもあって日本の予定も出発直前までほとんど立てれず、4人全員が陰性が出たときまで旅行をする実感が乏しく、直前のワクワク感も皆無だった…。

日本の入国検査というハードル

実際にフライトできたとしても日本入国時のコロナ関連手続きもハードルとなる。

以前帰国した人に聞いたところでは空港を出るまでに3~4時間かかったとのこと。地方に実家がある自分の場合、夕方着の便だったので、 それだけ時間がかかると空港から実家に帰る新幹線の終電がなくなってホテルに一泊を余儀なくされてしまう

幸いフライト前の6月に入国規制が緩和されてアメリカからの入国の場合待機が不要になり、入国手続きも簡略されたのでMySOSアプリの所定事項さえ登録できていればスムーズに入国することができた。 

が、これだけハードルがいっぱいあると無事日本に着くまでに力尽きそうで、子供を両親に会わせることができた時点でもう今回の旅行は完了したと思ってしまうくらいどっと疲れが出て安堵のため息をついたのであった。


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