ロードバイク完成車を中古買いする際のメリットとデメリット

今回の中古車購入で、自分は二台続けて※ロードバイクの完成車を中古で買ったことになる。(※途中、飛行機輪行用にRitchey Break-awayをフレーム買いしたことはあるので厳密には「続けて」ではないが、アメリカのレースで使うメインバイクとしては二台続けてとなる。)


■中古車購入のメリット

中古車の最大にして唯一といっていいかもしれないメリットは、金銭的に安く済むことである。

この点、単に中古でも新品に比べれば安いが、オークションの場合はさらに場合によって安く手に入れることができる。

通常、オークションでは競合入札者が多ければ多いほど価格は上がる傾向にある。

Dura-Aceのシフターが売りに出されれば、そのときDura-Aceのシフターが欲しい人が群がることになる。

が、もしDura-Aceコンポとしてセットで売りに出されれば、シフターだけ欲しい人は入札を避ける傾向にあり、コンポのセットで欲しい人のみに競争相手が絞られる。

もちろんセットとして落札して要らないパーツをバラして売ろうと考えてる人もいるかもしれないが、そこまでする人は全体の母数に対して少数であろうことを考えると、基本的にセット売りの方が競争相手が少ない=安くなる。

さらにシフターは万人共通の部品なので競争相手が多いが、クランクセットとなると、クランク長やチェーンリングの歯数によって競争相手がバラけるためさらに競争相手は少なくなる。

そしてその「バラ売り」と対極にあるのが「完成車売り」である。


フレームサイズが違えばどんなに高価な自転車も無用の長物になるため、「そのフレームが合う人」のみに競争相手が絞られる。

特に欧米人は平均サイズが大きいので、自分のような場合はさらにフレームサイズの競争相手が減る。

その結果、フレームについてくるコンポも低価格で入手できることになる。

この点、たとえ競争相手が一人しかいなくてもその一人が「どうしても欲しい」人で高値で競り合えば安くはならないが、あくまで一般論として競争相手が少ないほど安く手に入りやすい傾向があるといえるだろう。


■中古車購入のデメリット

一方でデメリットは、「中古車なのでどんな不具合があるかわからない」ということである。

「不具合なし、新品同様」と謳っていても、いくらでも詐称はできる。

この点、日本よりもこちらの方が詐称は多いのかもしれないが、実際5年前に「問題なし」として買ったTrek Madone 6.9 Proはホイールが振れていたし、一本スポークが曲がっていた

相手がカナダのバイクショップの人間だったこともあり、スポークの交換代か替えのスポークを要求して、替えのスポークを送ると言われたのだが、いつまで経っても送られてこず、その後連絡しても無視され続けたということがある(値段にしたら軽微だが)。

ちなみに聞いた話しでは、中華フレームを新品で買った人は、ヘッド部分の径のサイズが微妙に合わなくてヤスリなりで削ってなんとかしたということもあるらしいが、(中華フレームは新品ですらそうなのは別にしても)DIYでなんとかする精神がなければ逆にショップに持ち込んだ際の修理やメンテ費用なりで高くつくこともあるかもしれない。

そしてこのデメリット、自分は運が悪いのか今回も似たような被害に見舞われることになる・・・。



運が悪いなら自分の力で良い方に持っていけばいい。それがDIY精神・・・。


6 件のコメント :

  1. 似たような被害、ということはそこまで深刻じゃないってことですかね?
    それなら良かったです。

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    1. まあ換えが効く分深刻ではなかったです。
      これがフレーム不良とかだと返品対象ですが。

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  2. うさだ萌え2015年1月26日 1:47

    にゅーますぃ~んのお披露目を心待ちにしております。

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    1. ニューマシーン、まだ実走すらできてないですw

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  3. 白橙アクア2015年1月26日 22:35

    GIANTか?GIANTなのか!?

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    1. 箱はGIANTですが実は・・・。なんというか無難なところに落ち着いた感はあります。

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