いつものようにいまっちさんにピックアップしていただき出発。
今回はニュージャージー州最高峰のハイポイントヒルクライムTT。
自分にとっては最多出場のタイムトライアルであり、今シーズン最初のヒルクライムTTということもあり気合が入る。
会場までは1時間半と長い。
段々と標高が高くなり、High Pointへ到着。
自転車をセットアップ。
ヒルクライム用ホイールとして使っていたReynolds SDV66Tは去年日本に持って帰ってしまったので、今年新しく用意したのがこちら。
中国は廈門から直輸入。超軽量、剛性無視の中華カーボンホイール。
フロントはスポーク16本で重さ416グラムという危うさ。
リアは560グラム。両方合わせて976グラムというキワモノ超危険ホイール。さすがに上りオンリーのヒルクライム以外では怖くて使えない。
そしてタイヤも今回初めて装着したTUFOのS3 Lite。
どちらもいきなり実践投入ということもあり、試走も兼ねて今回は実走でアップ。
ちゃんとローラーでもアップする二人を尻目にレッグウォーマーを脱いだりと準備。
時間になり、麓まで下ってスタート。
今回はちゃんと充電してきたアクションカメラだが、設定が変になっていたのか録画ではなく連写モードになっており、1秒ごとに「カシャッ」「カシャッ」と音が鳴り続ける中走ることに。
走ってる最中は気が散ってしょうがなかったのだが、後になって編集するときになると、あらかじめJPGで保存してあるのでブログに使う分には随分楽だということを知る。しかももちろん画像なので動画に比べて容量も段違いに少なくて済む。
まず1人抜き、
こっちは中華カーボンじゃいと対抗心むき出しにして2人目のZIPPを抜き、
と思ったら30秒後に出たDura-Aceホイールの選手にスパーンと抜かれ(結局彼には1分20秒も差をつけられた)、
中間地点でタイムを確認すると去年の自分と同じくらい・・・?!
ホイールは慣性がつきにくく、ペダルへのトルクに合わせてギッコンバッタンと進んでいる感があるが、むしろ最適なギア比がみつけられないことの負担の方が大きい。
12%平均勾配のレースに向けてロー側が25-26-27-28Tというロークロスのスプロケットを装備していたのだが、平均勾配が4.3%しかない※今回のコースではむしろ25T以下を使う機会はほとんどなく、逆にトップ側の歯数が飛んでしまうので重くなるか、軽すぎるかで定まらない。(※下りもあるので上り箇所平均では6%前後くらいありそう)
そのまま上げ切れずにヒーコラヒーコラと上り、
ゲートを通るときにタイムを見るとやはり遅いペースで、すでに目標としていた22分台には届きそうもない。
それでもその後1人抜き、
ローリングを耐えながら越え、
息絶え絶えになりながら踏み続け、
初めてのホイール&タイヤで怪しい中、下りカーブを処理し、
さらにもう1人抜き、
まだこんなに遠いのかと思いながらゴールまでの距離に絶望し、
やっとゴール。
ゴール後、スタート地点に戻ってくると1分後に出たTさんがもうゴールしていて余裕の表情。かなり差を詰められていたと気付く。
いまっちさんとも合流。
結局ゴール後にタイムを見ると、去年以下・・・。
シーズン初のエントリでも書いたとおり、基本的に目標は「自分史上最速」なのだが、今回は去年、一昨年に比べても遅いということでかなり撃沈。こんな体たらくなのでいまっちさんやTさんにも遠く及ばず惨敗。
言い訳はいろいろ思い浮かぶし、ちゃんと週末も走っていた去年に比べれば今年はまだレースでしかロードバイクに乗っていないのでむしろ頑張っている方なのかもしれない。
とはいえ、2年前より遅いというのは純粋にショック。当時は同じタイムでその後のヒルクライムレースでも良い競争相手だったマイクにも1分以上差をつけられ、完全に水をあけられてしまった形。
なにはともあれこれが今の実力として真摯に受け止めるしかない。
心機一転、ここからスタート。
と、思っていたら、本当に撃沈されたのはその後だった。
翌日、かなり疲れている自分に気付き、最初は「昨日のレースで実は随分追い込んでたのかな」と思っていた。
が、その後気持ち悪くなってきて、完全に腹を下してしまったことで食あたりだと気付く。
幸い家族は無事だったので、自分だけが食べたものとしてはおそらく土曜の夜に食べたマンゴーか、ソフトシェルクラブか、期限切れだったピーナッツか・・・。
容疑者の中で生のものといえばマンゴーで、少し黒くなっていた部分があったのが怪しいのだが、カニの揚げ物というソフトシェルクラブもかなり怪しい。
汚い話で恐縮なのだが、トイレにいってお尻を拭いたと思ったらまた催すという状態で、トイレ→ベッド→トイレ→ベッドというサイクルをひたすら繰り返す。
立って歩くこともままならず、2階から1階に降りるだけでまた催してトイレに逆戻りという始末。
括約筋は全く活躍せず、拭きすぎたせいで赤く腫れ上がった肛門も拷問状態。
腹痛と下痢に加え、熱も38度を越え、どんなにレースで追い込んでいるときよりも苦しく、気持ち悪いというこの感覚。
患者「お尻の入り口のとこが痛いんです」
医者「まあそこは出口ですけどね」
なんてくだらない話を思い出しながらうなされる。
うずくまっているだけなのに額からは汗が流れ、なんとか腹にたまった悪いものを全部出し切らねばと、ただひたすら水分補給→排出のサイクルを繰り返しては耐え続ける。
結局日曜は一日中ベッドとトイレでうずくまりながら日中が過ぎ、夜が過ぎ、月曜の朝を迎えて週末が過ぎてしまった。
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