自転車通勤で寒すぎると起こる3つの現象

LAでは山火事ですが、NYは先週から極寒の日々が続いてます。

通勤時の温度はマイナス6℃。風速冷却はマイナス14℃に達していました。

路面凍結注意報が出ていて、自転車で走れるか不安ではありましたが、そこはシュワルベのビッグアップルタイヤのおかげか、危なげなく通勤できました。

とはいえ、路面に含まれる水分が凍っているのかアスファルトは寒さで白くなっていて、カーブとかはいつもよりスピードを落として安全重視でいきました。


コロナ以降はここまで寒い気候は久しぶりだったのですっかり忘れていましたが、実際に体験することで痛みを思い出させてくれました。

あまりに気温が低いと「寒い」から「痛い」に変わるのがつらいところ。

子供の頃はキグナス氷河がダイヤモンドダストで凍らせてるだけなのになんでダメージを受けるんだろうと不思議に思ってましたが今なら納得ですw


とはいえ、急速冷凍なら鮮度を保ったたまま冷凍できるんだと思います。される側に痛みがあるのかどうかはわかりませんがw


1.つま先の痛み

自転車はひたすら走行風に晒されることになるので風速冷却の温度で装備を決めるのですが、マイナス14℃を見てさすがに靴下を2枚重ねにします。


が、オフィスにつく頃にはつま先の感覚がなくなっていて痛みが出る始末。

結局、当時使っていたトゥーカバーを取り出して対策しました。

ただ歩きにくくなるし、着替えにも時間がかかり、ベルクロのくるぶし部分も外れやすいので出来ることならつけたくない装備のひとつです。

2.指先の痛み

つま先よりもつらいのは指先の痛み。

普段は手袋→冬用グローブと気温によって替えているのですが、氷点下5度以下になると2枚重ねにします。

が、2枚重ねで圧迫されているのか、単に寒いだけなのか走り始めて10分で感覚がなくなりひたすら痛い痛覚だけ感じるようになります。

まだ4分の1も走ってないのにこのままだと凍傷にならないかと不安になりながら走ります。

さすがにこれだけ寒いとハドソンリバー沿いのコースは厳しく、少しでも温かいマンハッタン内を通りますが、赤信号ではグーパーグーパーをしたりと血流増加のためにマッサージをがんばります。

この点、バーミッツを使えば一発解決なのですが、かなり大きくてかさばるのが難点。以前記事にしたようにドロップハンドルだと下に抜け落ちる可能性があるのもリスクで、寒い中で抜け落ちて装着し直すとか考えると微妙です…。


2枚重ねが寒すぎたので翌日はビニール手袋をしてから普通の手袋という「ビニール手袋x手袋」組み合わせにしてみました。

結局風速冷却が最大の敵なので、ビニール手袋で風をシャットダウンすることで温かさを確保できないかという仕組み。

2枚重ねよりはいい感じでしたが、痛みはあまり変わらず。そして走り終わってとってみると中はびちゃびちゃ。

なまじ素肌にピタッとくっつくビニールのため、汗の行き場がなかったようです。

寒いし感覚もないので手汗をかいていることは走行中は気づいてなかったのですが、汗はそもそも冷却効果があるように、走っている間に冷水になった汗が体温を奪っていったのだと思います。

汗対策としてお次はビニール手袋を外にはめて「手袋xビニール手袋」構成にしてみました。


これが功を奏して、一番寒かった日でもそれまでより快適に通勤することができました。

特にそれまでは寒すぎて指が大きく動かせず、フロント変速をアウターに戻せなかったのですが、「手袋xビニール手袋」だとフロントもアウターに変速させることができました。

このときほど電動式ならよかったと思ったことはないですが、折りたたむたびにケーブルを折り曲げて伸縮させる折り畳み自転車だと(普通のケーブルはもちろん)電動のケーブルにもやさしくなさそうです。それに朝晩使うと電池の消耗も早そうなので、冬の一時期の極寒日だけのために電動装備にするのは効率が悪いなぁと思いなおしました。

3.ライトの消耗

電池の消耗といえば寒すぎるためにライトの電池も一回のライドで充電が必要になることに。

普段は3~4日はもつのですが、先週からは1回走るごとにライトのボタンが「充電要」を示す赤色になってしまい毎晩充電する状態になってます。

先週はそんなこんなでずっとマイナス5~10℃。

今週初は氷点下前後でだいぶよくなったのですが、火曜の夜あたりからまた寒くなって今日は先週とほとんど変わりませんでした。

指は感覚はあるとはいえ、痛みに耐えながら走る状況は変わってないので、まだまだ長くて寒い冬が続くことを考えるとやはりバーミッツを取り出した方がいいのかもしれません。


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