遠征旅行記を書きつつも、通常のトレーニングやニュース、レースもあるので間に挟んでいきたいと思う。あとで旅行記は旅行記、レース日記はレース日記等、カテゴリ分け以外にも一覧性のある目次的なものを作成しておきたいと思う。
出発の当日朝、ロードバイクの梱包を始める。
今回使う輪行ケースはSci-conのAeroComfort Plus。ロードバイク仲間のかめらいだーさんよりお借りしたものである。ソフトケースだが、フレームを固定する台座が付いているため、安定した状態で自立し、転がすこともできるようになっている。
フレームをセットし、ホイールをセットする。
ちなみに自分は飛行機での輪行に際してチューブの空気は抜かない。機内は巡航高度でも与圧されており、チューブは0.2気圧程度程しか上がらないので、例えば元々9気圧入っていたとしても、最大気圧に達していなければ空気圧が原因でパンクには至らないし、逆にタイヤに空気が入っていることでクッション的な役割をし、乱暴に扱われた際にホイールやリムを保護してくれる。はっきり言って、高度の気圧上昇によるパンクリスクより、扱われ方によるホイール、リムへのダメージリスクの方がよっぽど高いと思う。
梱包を終えて準備完了。
友人が車でJFK空港まで送って行ってくれるので、車の後ろに載せる。
JFKへの行く途中、Bay Parkwayという高速で、なんと渋滞に捕まってしまう。
時間は早めに出発したのでまだ余裕があるが、ひたすら渋滞が続く。
そしてやっと事故現場が見えてきた。反対車線側に…。
そう、事故が起こったのは反対車線で、自分たちの車線の人々は、「何が起きたんだ?」とスピードを緩めて野次馬状態になっていたため渋滞になっていたのだった。
ということで、自分たちの車線は事故も何もなし。
肩透かしを食らったような感じでJFKに到着。
今回はJet Airwaysというインドの航空会社であるので、Jet Airwaysの離陸ターミナルを探す。
そしてターミナル8に到着し、チェックインをする。
自転車のチェックインをお願いすると、特別な書類等々へのサイン不要で、その場にサイズオーバー荷物の担当がやって来て預かっていってくれる。
その黒人の担当者は、4つのローラーが付いて簡単に転がるSci-conのバイクケースを引いて、「こりゃ楽でいい。良いテクノロジーだ」と感嘆していた。仕事柄いつも重い荷物を運んでいる係員からもお墨付きをもらった感じである。
身体検査は昨年8月時点よりも厳しくなっており、金属探知ゲートでは両手を頭の上に掲げなければならなかった。
Jet Airwaysは航空会社としては後発のため、登場ゲートは一番奥。以前セントルイスに行ったときは、同じターミナルのAmerican Airlinesで行ったが、身体検査のすぐ近くのゲートであった。ここのあたりは、空港と航空会社の力関係で決まってくるらしい。もちろんJFKでは米国の航空会社が良い位置を確保する傾向にある。
ちなみにJet Airwaysという名前からはインドであることを感じさせないので、インド色を隠すような企業イメージ戦略なのかなあと思っていた。
ところが…。後になってインドの航空会社の恐ろしさを思い知ることになるのだった。
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