欧州遠征記12日目:ブルッヘ観光と自転車事情

ヘントを出発し、さらに西進。もう一つの古都、ブルッヘへ。



ちなみにBruggeは、フランス語発音ではブルージュとなるが、ヘントと同じくオランダ語のフランダース地方であるのでオランダ語発音のブルッヘに統一したい

というのも、日本のサイトではまだブルージュと表記されていることも多いが、もし自分が東京に住んでいて、ベルギー人からTokyoではなく(「東京」の中国語発音の)Dongjingと言われたら快く思わないので現地の言葉(のカタカナ発音だが)で表記する。

ということでブルッヘに入ると、いきなり自転車が。



旧市街に入っても自転車が多い。



旧市街は歴史保護地区のようで、焦げ茶色の建物で統一されている。



ブルッヘの裏通りを歩いて行くと。



よくわらかない日本語が貼ってあった。「やあ」「今日は」「今晩は」「ただいま」「彼は働く」「私達は働く」「それらは働く」。なんか子供の書き取りのようだ。何がすごいかって、「ペン」や「レモン」の「ン」がことごとく「ペソ」「レモソ」になっているところであろうか。



とりあえずベルギーはスーパーですら閉まるのが早いのでカルフールに寄っておく。ちなみに夜7時には閉まってしまう。



カルフール製エナジードリンク。まあ味は普通。



ワッフルの種類も多い。



こちらはけっこう美味かったが、ニューヨークには残念ながら売っていない。



そして観光開始。



先程も書いた通り、ブルッヘは全体的に茶色系の建物で統一されている感じである。



ホテルの窓から見ても一面同色系で統一されている。



教会も、家々もそんな感じ。









遠くに見えるのは世界遺産の鐘楼



ぶらぶらと歩いて行くとレンタル自転車を発見。



ついでに周辺の店でお土産のマグネットも購入。



そしてブルッヘも運河の町で、ヘント同様に運河クルーズが有名な観光ツアーとなっている。



ということで、ヘントとブルッヘの比較のためにも、ここでも30分のクルーズをしてみる。



ちなみにお金を払った後の中のトイレも0.20ユーロの料金がかかる。



まず気がついた違いはルックス。ヘントはイケメンだったが、ブルッヘは普通のおっちゃんであった。



ヘントは石の色を基調に質素で厳かな感じであったが、ブルッヘは優雅な感じで、いかにもアンティークちっくなところが女性に好まれそうである。



ヘントが通商に使われるような「運河」というイメージだったのだが、ブルッヘは運河というよりも町の水路といった感じである。



ヘントに比べて緑が多いのも特徴である。





水辺には白鳥が。



こちらも低い橋をくぐるようにして通って行く。



歩き疲れた足を休めながら街並みを眺め、



出発地点に戻ってくる。



クルーズを終えて町を歩いていると、I love NYのNYが消されてブルッヘになっている。ニューヨークから来た身としては複雑な心境である。



こちらのTシャツはさすが自転車の街といった感じ。



街中を歩いていても自転車をみかける。





あちらでも。







そちらでも。





日常に根ざした生活の手段としての自転車の多さは日本並みである。





ミニスカートで乗っている女性も多いが、そこらへんは気にしていないのかもしれない…。





自転車置き場を見ると、



シートチューブを固定してロックできるようになっている。TTバイクやエアロロードだとはまりそうにないが、まあ一般的なシティーサイクルなら大丈夫なのだろう。



広場には自転車のモニュメントまである。



この石畳の中、ロードバイクに乗っている人も。



観光の町だけあって馬車もある。



ちなみに馬車の騎手は全て女性。



こちらは馬用の水飲み場のようである。



ベルギーは緯度が高いので日が暮れるのが早く、歩いているうちに暗くなっていく。



ライトアップされる前の夕暮れに沈む街も趣があってよい。



ふと見た店の名前が、Brooklyn。



ブルックリンから来ている身としてはこれまた「いやいや、そんな格好いいところじゃないですって」と突っ込みたくなる。



歩いているとタンデムも見かけた。



そしてジェラートを食べようとしてジェラート屋に入ろうとすると店先にLookのロードバイクが。



持ち主はカステリのレーパンを履いた女性ローディーであった。



ちなみにこちらがジェラート。



フェレロのロシェ味のジェラートということで、これまで食べたことのないジェラートであった。もちろんロシェは好きなので味的には問題なし。「ロシェをジェラートにするとこうなるのか」という新鮮味があった。



ということでブルッヘの夜は更けていくのであった。




2 件のコメント :

  1. 「ブルッヘ」について検索していたら、こちらのこのページがHITしたので、拝見致しました。
    数年前までドイツに住んでいた身としては、「ドイツ語と単語が似た感じなので、大体何て書いてあるのかわかるなぁ、フランス語も下に書いてるところもあるし……」などと思いながら拝見させて頂きました。
    ヘントとの違いも「ヘントではイケメンだったのに、こっちは普通のおじちゃん」に笑ってしまいました。
    ドイツに住んでいたものの、フランドル地方に興味を持ったのが帰国後でしたので、今度行く機会があったらここも見て周ろう等と思いながらも拝見させて頂きました。
    現在、NYに住んでおられるとか。
    私は子供の頃、夏休みなどに父についてちょっと行ったくらいで、よく覚えてませんが、CSI:NYにはハマっているので、ああいう処なんでしょうか。
    海外で生活されるのは何かと大変かと思いますが、お体に気を付けて頑張って下さい。
    色んなブリュッヘの写真とレポート、非常に参考になりました。ありがとうございました^^

    返信削除
  2. 初心者ロードレーサー2013年7月20日 1:57

    はじめまして。コメントありがとうございます。
    今思い出しても絶対狙ってるだろと思えるくらいイケメン揃いでした。私はブルッへでしか鐘楼には登ってないのですがヘントでも鐘楼に登れるそうで、やはりどなたかにオススメするにしても、ブルッへとヘント、両方とも訪れたいです。ヘントはあの異国情緒漂う貴族的な綺麗な白い街並みと城が、ブルッへは中世の華やかな文化を想わせるようなゆったりとした緑と褐色の街並み、そして郊外に今も建つ風車の風情が忘れられません。今回はドイツに入ったもののアーヘンとケルンだけだったので、ドイツ語を少しかじった身としてはやはりドイツを周遊してみたいものです。

    返信削除