ヨーロッパサイクリングの旅も日程的に残すところあと二日。
前日のヘントと同様、旧市街の中心部を走ってから旧市街の郊外へ出て川沿いにぐるっとブルッへ旧市街を一周しようと思う。
ホテルの敷地にある駐車場からロードバイクをセットアップして出発。
まずは昨日も訪れた自転車の像がある広場。
ブルッへの入り組んだ石畳の街を走っていく。
こちらは救世主大聖堂(Saint Salvator's Cathedral)。
旧市街の中心地のマルクト広場。
広場の東側、写真の向かいにある建物は西フランドル州庁舎。
広場の南側には世界遺産の鐘楼。
旧市街中心部を抜けて運河(というか水路)沿いに走る。
まだ明るくなる前の早朝ということもあり人通りも少なく快適に走る。(といっても石畳の振動は相変わらずだが…)
前回、赤茶色の屋根や塀で統一されている町並みをご紹介したが、ブルッへは街自体が「ブルッヘ歴史地区」という名称でユネスコの世界遺産に登録されている。
そのため、街を走っているだけでも様々な中世風の景色が出てきて観光サイクリングにはもってこいである。(ここのあたりが翌日のアントウェルペンとは大きく異なるところであろう…)
ノートルダム大聖堂を通って、
旧市街を南へ向かい、
旧市街の南端まで出る。
そこを左折して川沿いに東へ走っていくと塔が。
朝焼けに染まりつつある川沿いをサイクリング。
この道はLF(ベルギーフランダース地方のサイクリングルート名称)のルートにもなっている。
旧市街へと入る橋に設けられている城門を通過。正式名称はGentpoort(ヘント門)。
旧市街側を卵状に囲む川沿いに走り、旧市街の東側を北上していく。
通学中の地元学生に混じりながら走っていく。
すると、目に見えて来たのは風車。
徒歩の観光の場合、旧市街から離れているのでけっこう遠く、風車を見ずにブルッへ観光を終えてしまう人も多いのだが、自転車であればブルッへ旧市街の北東、川沿いに並ぶ4基の風車まで簡単に行ける。
��基目。
��基目。
まだ朝焼けは続くが、次第に明るくなっていく。
��基目は赤い風車。
風車なんてたいしたことないと思っていたが、実際に間近で見ると迫力がある。低振動を立ててグォォーーグォォーーと回る羽根に吸い込まれるようである。
近くまで行ってみると入口があるが、もちろん鍵がかかっている。
風車には後ろ側にも階段があって上れるようになっている。なんというかフランダースの犬でネロが燃やしてしまったと濡れ衣を着せられた風車の光景とよく似ている。
そして4基目。
手織りレースがブルッへの特産品なだけあり、フェンスの形もレース風になっている。
ロードバイクを土手に立てかけ一息つく。
フランダースの青い空と白い飛行機雲をバックに、ゆっくりと回る風車を眺めていると何とも言えない清々しい気分になってくる。まさに朝のサイクリングの醍醐味である。
その後、運河沿いに走って旧市街の北側へ。
そのまま旧市街の中を通り、
ホテルへ戻る。
ちなみにブルッへは運河の街ということもあり、ヘントと同様にほぼフラットで坂道はほとんどなし。軽い気持ちでサイクリングするにはちょうど良い街だと思し、世界遺産の街並みをロードバイクでサイクリングとはなんとも贅沢なものであるので、ぜひともブルッヘに行く際はレンタル自転車でも良いのでサイクリングをオススメしたい。
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