欧州遠征記13日目:アントウェルペン観光 ヘット・ステーン、中央駅、チャイナタウン

広場を出てノートルダム大聖堂を後ろに見ながらスヘルデ川の川辺へ向かう。



海岸沿いには自転車レーンがある。



スヘルデ川沿いに建っているのがこちら、ヘット・ステーン(Het Steen)



13世紀前半に建設された要塞で、昔はアントワープ要塞(Antwerpen Burcht)と呼ばれており、スヘルデ川を国境とする神聖ローマ帝国の要塞であった。



ヘントのフランドル伯居城と同じく、14世紀~19世紀前半までは刑務所として使われ、死刑囚の処刑も行われていた。そういうわけか、門の裏には十字架もある。



ちなみに昨日ご紹介した画家、ルーベンスはこの要塞に住んでいたことがあり、現在ではベルギー国立海洋博物館となっている。



まあなんというか、正面から見ると城らしい城(厳密には要塞だが)である。





一方で、フランドル伯居城とは違って、一歩門の中に入ると意外に小さく、外見だけ豪華な感じがある。



ヘット・ステーンの横にはスヘルデ川沿いの遊歩道となっており、スヘルデ川を見ながらゆっくりとした時間を過ごすのであった。



ちなみに遊歩道から東を見ると、ノートルダム大聖堂の鐘楼を臨むことができる。




■中央駅へ

スヘルデ川をあとにして一路東へ。



ホテルのある中央駅(Centraal Station)付近へ向かう。



ここのあたりは繁華街になっている。



賑やかで豪華な建物も多い。



ホテルのある通りを横切ってそのまま中央駅へ。



アントウェルペンの中央駅はかなり立派である。



1895年から1905年にかけて建築されたネオバロック様式の建物。



ベルギーの鉄道建築の最高傑作とも言われているらしい。



見上げるとベルギー王国の紋章が。



こちらは発着ターミナル。



ベルギーはもちろん、オランダ等の周辺諸国にも延びている。



ゴミの分別もちゃんとしている。このあたりはさすがヨーロッパといったところで、ニューヨークとは一線を画している。




■チャイナタウン

中央駅の北口を出て目に入ってくるのが、中華式の大きな門。(写真はチャイナタウン側から中央駅を写したもの)



そう、アントウェルペンはチャイナタウンがあることでも有名である。



ニューヨークのチャイナタウンで生活している者にとっては外せないと思い要チェック。



が、門は立派な割りに中身はたったの1ストリート分しかない



イタリア人街を飲み込んで周辺一帯に広がるマンハッタンのチャイナタウンに比べるとあまりにも小さい。



しかもやはりベルギー、平日は6時前、日曜日は休みとのことで、この日も大半の店のシャッターが閉まっている。



こちらもニューヨークのチャイナタウンであれば平日だろうが週末だろうが夜10時以降まで空いているレストランもある。

チャイナタウンにがっかりして南へ戻る。

と、目の前にブロンプトン(Mハンドルタイプ)に乗った女性が。やはりイギリス生まれのブロンプトンだけあってヨーロッパの方がメジャーなのか。それにしてもサドルの高さも適正でさすがベルギーといったところか。



帰り道で中東系やらインド系やら国際色豊かな通りにでる。

ベルギー人が多いワロン地方の田舎や古都のヘント、ブルッへと違い、ベルギー第二の都市であるアントウェルペンは大都市だけあって移民も多い感じである。

ということでアジアが恋しくなって夕食はインドカレー。



さすが店員はインド人だけあって英語が通じて一安心。



久々にスパイシーなものを食べてホテルへ帰る。

さて、明日の朝はベルギー最後のサイクリングで、ちょっと遠出して隣の町のホーボーケンにまで行く予定。ということで早めに眠りにつく。


0 件のコメント :

コメントを投稿