伝説のサドルを求めて・・・第1話:Back to... le Tour 1986
伝説のサドルを求めて・・・第2話:アピュイドセルの歴史を紐解いてみた
伝説のサドルを求めて・・・第3話:ダッシュサイクルのStage.9の補足(本エントリ)
伝説のサドルを求めて・・・第4話:アピュイドセル探して
伝説のサドルを求めて・・・第5話:アピュイドセル、Appoggio Lombareのスペック
伝説のサドルを求めて・・・第6話:アピュイドセル、襲来
伝説のサドルを求めて・・・第7話:アーメル・アンドレ
伝説のサドルを求めて・・・番外編:温故知新?!究極のエアロヘルメット
伝説のサドルを求めて・・・最終話:アピュイドセルで実走
新たなサドルを探してということで進めてきたが、ここいらで1つ補足しておかなければいけないことがある。
そう、ダッシュサイクルのサドル、Stage.9についてである。
当時あれだけ検討を重ねた上に大枚をはたいて手に入れたサドルなのに、また別のサドルに浮気する気なのかと言われてしまいそうなので、
これまでの、例えばTopeakの「シュコシュコ空気を入れられるサドル」のようなキワモノパターンと違い、現状のStage.9のサドル自体に不満はない。
今のサドルに不満があったからという理由ではなく、あくまで更なる可能性への追及の結果なわけである。
■Dash Cycle Stage.9
アピュイドセルに手を出そうとしている状態で言うのもなんだが、ダッシュサイクルのStage.9はすごく良いサドルだと思う。
特にサイクリストにとって敏感なあそこの部分については、完璧といっていいほど痛みも痺れもない。
さらにあそこの部分だけでなく、お尻全般についても全然痛くならない。
どれくらい効果があったかというと、グランフォンドニュージャージーで170km強走ったときに全くお尻の痛さが気にならなかったほどである。
別のサドルを試してみようかなと考えたときに振り返ってみて、「あ、そういえばあのとき全くお尻は痛くなかったなぁ」と思い出すくらい、そもそも「痛い」という感覚や記憶が残っていなかったということである。
穴が開いていないBontragerのサドルで100マイル走ったとき(2012年のグランフォンドニューヨーク)は、もう最後の区間ではお尻との戦いだったといっても過言ではなく、終了後はジンジンと麻痺感覚があるような状態であったことを考えるとすごい違いである。
やはり大胆に空いた穴は伊達ではなかった。
そして軽い。
88グラムという軽さは自転車自体の重心を低くして安定性を増すという効果にも貢献していると思う。
が、その影響からか、後ろ乗りのプッシュバックペダリングにしてからは、サドルに体重を押し付けているためミシッ、ミシッと音鳴りがするのが気になった。
まあ逆に、しなることで衝撃を逃がしてくれているのかもしれないが・・・。
なにはともあれ、ランバーサポートのことを除けば、まさしく人にオススメしたいサドルである。
が、そうはわかりつつも、自分は新たな可能性を求めて突き進むのであった・・・。
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