UCI トラック世界選手権

今週はまさしく世界選手権に釘付けになった週であった。

残すところあと1日。

オーストラリアだけでなく、ヨーロッパ中、いや、世界中の自転車競技ファンが注目しているであろう、UCI Track Cycling World Championshipである。

全世界のトッププロが集う祭典。



中でも3日目のサー・クリス・ホイのスプリントは手に汗握る展開であった。一勝一敗で迎えた後にこの僅差!(手前がサー・クリス・ホイ) お互い完璧なハンドル投げをしているが、まさにギリギリの「差し」に魅せられた。というか、36歳でこの走りを見せるのか…



レースだけでなく、最新の機材が見れるのも注目ポイントである。



GiroのTTヘルメット、Selector。昨年ベルギーのアマチュアワールドチャンピオンシップに参戦したときはまだ市販されておらずAdvantage 2で臨まざるを得なかった。今年は何レースかTTにも出る予定なので欲しいなぁなどと思ってしまう。



ただ、やはりホイールはマヴィックが多い。



ロードと違って、トラックの世界ではマヴィックが市場を席巻していると言っても過言ではないであろう。



それにしてもやはりトラックの選手は筋肉の付き方が違う。競輪選手の小嶋敬二プロはケイデンス170回転で2000ワットを叩き出すが、ツール・ド・フランスのSRMデータ(リクイガスのダニエル・オス)ではゴールスプリント時の最大出力は1026ワット。 もっともロードとトラックを比べること自体バカげているのは重々承知だが、スプリントで一瞬でも2000ワットが出せれば、自分が参加しているレースのどのスプリントでも一気に捲れるだろうなぁなどと妄想してしまう。



ところで、今回の世界選手権にはロンドン五輪出場枠も懸かっている。日本勢では、女子スプリントは五輪枠を獲得したものの、オムニアムでは男女ともに逃すなど目を離せない展開になっている。

まあ日本勢は表彰台には遙か遠い位置にはいるものの、中継内では日本人の応援の姿も映し出されている



ちなみに、中継では単にレース本番だけでなく、音楽を聴きながらローラーを回すウォーミングアップ中の選手なども映してくれるので、本番前の集中方法など参考になる部分も多い



残すところあと1日、メルボルンが最高に熱くなること請け合いである。




2 件のコメント :

  1. 先日この大会が開かれている地で自分も大会をしてきました
    行ってびっくり
    本当に日本とは、違う環境でトレーニングしてる
    まさにAUの選手男女問わず強いと思いましたね
    負けてられませんが (笑)

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  2. 初心者ロードレーサー2012年4月11日 0:53

    なんと、現地に行かれたことがあるとは!しかも大会に参加とは羨ましい限りです。
    AUはさすがエヴァンスを排出した国だけありますよね。層が厚いというか、絶対的な競技人口が違う気がします。
    日本もエヴァンスやランスのような有名人?が自転車界から出て、もっと裾野が広がって欲しいものです。

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