自分が走ったCat3,4のフィールドでも、実際に目撃または巻き込まれたクラッシュは3回であったが、全体では計5回も起こっていたとのこと。
そして中でも酷かったのがCat5。
ファイナルラップのゴール前、テラスドライブ付近で大クラッシュが発生し、内3人が救急車で運ばれる事態となった。
そこにCat3,4の集団が突入し、彼らと救急車、スタッフを避けてゴールスプリントへ。
自分はそこで減速したためゴールスプリントはできなかったが、フィニッシュラインを通過後、戻ってみると痛ましい光景が広がっていた。
担架に乗せられる選手。自分もこうして病院に担ぎこまれたことがあるので当時の状況がフラッシュバックしてくるようである。
と、そこへマスターズの集団がゴールスプリントにやってくる。
ところが、自分たちがレース中のときは救急車が一台しかいなかったが、すでに救急車は三台止まって道路が塞がれ、とてもではないが通常のレースができない状況で、スタッフがマスターズの集団を制止させる。
そしてこともあろうに、残り1kmもないのにヨーイドンのスプリントレースをするという案内が。
これまで長い道のりを走ってきて、結局最後はもう一度一斉スタートとなると、もはやロードレースではなくトラックレースのスクラッチである。これにはマスターズの選手も当然怒りの嵐でスタッフに抗議。
結局、マスターズとPro/123の選手たちは今回はノーコンテスト(無効試合)となり、順位がつかないこととなってしまった。
というか、休日の早朝にわざわざセントラルパークまで行って、ほぼ全コースを走った後の最後の数百メートルでレースを無かったことにされてしまってはたまったものではない。
チームのフォーラムでも、今回の事態を受けてレースの運営方法について議論が交わされている。
プロモーターにも、たくさんの抗議が届いたようで、取られた措置は、「Cat5の周回数を3周から2周に短縮する」、「Cat3,4のフィールドの人数を150人から100人に制限する」であった。
ロードレースにクラッシュはつきものであるが、安全性を高めることに越したことはない。
まあクラッシュを避ける方法としては、常に先頭集団をキープするのが一番なので、今後のレースではその方針で走っていきたいと思っている。
都会の真ん中でロードレースができるというNYの環境はうらやましいですね。東京では開催までにいろいろ障害がありそうだし、クラッシュで救急車のお世話になったら新聞で叩かれるでしょう。これからもNY自転車事情のエントリをよろしくお願いします。
返信削除たしかに都会の真ん中というのはすごいロケーションですよね。東京で言うと、警視庁協力の下、皇居の回りを交通封鎖して行うようなものでしょうか。それにしても3台救急車が来たときもそうですが、私の時も既に救急車が常に一台はいる体制になっているようで、クラッシュは危険ですが、それを支える環境も整っているようです。
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