エアロバイクの体験を変える、クラウド連動のフィットネス支援デバイス「Virtual Cycling」
Googleストリートビューと連動したフィットネス自転車「Virtual Cycling」
室内で世界中をサイクリング! Googleストリートビューの中を走れるフィットネス自転車「Virtual Cycling」
ベンチャー企業の開発で、反響を見て製品発売や価格を検討するとのこと。
が、このブログを訪れていただいている方はご存知の通り、すでにストリートビューを使ったバーチャルサイクリングは、TacxやPro-Formでとっくに製品化されている。
さらにPro-FormのTDFモデルでは、Street Viewも含めたGoogle Map表示をiPadのWi-Fiで実現できている上、実際に自動でバイクの角度が変わる機能までついている(斜度±20%まで対応)。
ストリートビューではないが、(CycleOps)やEliteからも出ている。
しかもこのフレームと説明を見るにパワーメーターもついていないなさそうである。が、既存のバーチャルトレーニングにない点として、ヘルメットセンサーを使った左右に曲がるシミュレーション、およびスピードに連動した扇風機の向かい風演出が挙げられる。
といっても、それこそKineticのRock and Rollのように、車体ごと左右に傾けられるような作りでなければカーブの体勢はシミュレートできないし(それでも地面を掴むグリップ感覚は再現できないが)、そもそも自分の場合、あくまでローラー台は心肺、筋力のトレーニング用であって、コーナーリングスキルを磨くようなものではないので、有る程度の割り切りは必要だと思う。
そういえばTacxのFortiusやGeniusでもハンドルを切ることでカーブのシミュレーションをする機能があったが、トレーニング用途としては全く役に立たなかった。
もちろんこのVirtual Cyclingも、自転車競技のトレーニング用ではなくあくまでゲームの延長線上であるのだろうが、なんというか、日本国内では「画期的な発明」のような形で報じられている一方で、海外ではすでに製品化されて市場に出回っているわけで、国内外での温度差を感じてしまうニュースであった。
そういえば、Felica技術の非接触型カードとして鳴り物入りで2001年にJRで導入されたSuicaも、香港では既に4年前の1997年に同じ技術で正式導入されていたことを考えると、別に珍しいことでもないのかもしれないが…。
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