自転車交通事故スタントの疑問

最近こんなニュースを見る。

  生徒が悲鳴…自転車で車や歩行者衝突、事故再現

  自転車事故、スタント再現 群馬・新田暁高で安全教室

が、その度に違和感を感じる。

昔からこういうのはあり、自分が小学生だったときにも自転車交通事故の「実演」が行われたことがある。

そのときは、怖いとも思う一方で、通常授業が潰れて気分転換になる「交通事故ショー」を見るという一面もあった。

今思うと、一番おかしな部分はここである。

 「派手に車と衝突して投げ飛ばされるのにスタントマンは無傷」

これじゃあ交通事故の怖さを本当の意味で味わう事はできない。

だって「交通事故の恐ろしさ」を教えるはずが実際に子ども達の目に映っているは「交通事故でも無傷」なスタントマンなのだから・・・。「あんな酷いぶつかり方しても怪我しないんだ・・・」なんて思われたら、怖さを教えるどころか逆効果にもなりかねない。

人間ではないが、野ウサギが自動車にはねられて一瞬で赤い肉塊となって飛散したのを目撃したことがある

もちろんPTAからの批判もあるだろうしトラウマになってもいけないので血ぃダラダラの実演なんて子ども達には見せられないのだろうが、ショッキングだからこそ心底恐怖を体に刻むことができるのであろう。


2 件のコメント :

  1. あー確かに。
    自分も子供の頃に同じ様な交通安全講習会でスタントマンが車に跳ねられ立ち上がるのを観て「スタントマンは凄いなー」としか感じなかったような。
    自分の場合「交通事故の恐ろしさ」は実際に事故を目撃するまで学ばなかったですねー。
    余談ですが小動物が車に轢かれ潰された時の「音」ってずっと記憶に残りますね。
    自分が痛い系の話が苦手なこともあるでしょうが(TдT)

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  2. 初心者ロードレーサー2013年9月12日 1:48

    交通安全講習会では、スタントショーを見せるよりも、実際の事故の瞬間やその後の映像を流す方がいいんだと思います。事故で苦しんでる様子や怪我を包み隠さず見せて、その後の後遺症や人生が台無しになる様子、本人や遺族のインタビュー等々を見せた方がよっぽど事故に対する恐ろしさを植え付けることができるのかと。費用対効果的にも「血を流さないスタントショー」よりよっぽど経費はかからないですし・・・。まあ日本の行政は経費感覚薄そうなので費用対効果は気にしない(というか検証自体されてない?)のかもしれませんが。ちなみにアメリカの自動車講習ではそういったビデオを見せられました。

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