GoProとGarmin VIRB Editでサイコン情報オーバーレイを試してみる


というわけで前回の続きでGarmin VIRB Editを試してみる。


■GoPro

使った機材はこちら。

今から遡ること4年前、2010年の12月に買ったGoPro



モデルはGoPro HD Helmet Hero 1080p 5MP。



5百万画素ではあるものの、HDと名の付くとおりFull HD(1080p)に対応している。



しかも4年後である現在の他のカメラ(Garmin VIRBやShimano CM1000)と比べてもかなり小さい。



実際はこうしてケースに入れて使う。



GoProはモバイルアクションカメラの老舗だけあってマウント類が豊富。

こういった胸に装着できるものもあれば。



ヘルメットにも装着可能。



が、やはり車載映像としてはハンドルバー/シートポストマウントを使う。







ちなみに今回は4年前に撮ったプロスペクトパークの動画と、今回改めて撮った動画を使ってみる。


■Garmin VIRB Edit

ということで無料で使えるGarmin VIRB Editをダウンロード&インストール。



使い方はこちらもご参考に。




まずは動画の取り込みだが、もともとVIRB専用に作っているためか、VIRBで対応しているMP4形式のみ取り込み可能になっているようである。

MPG、AVI、OGV、VOB、3GP、WMV、FLVなどの形式を試してみてもインポートできなかった。

が、幸いGoProの動画はMP4なので無事に取り込み完了。

動画は不要な部分も前後に入っているのでトリミングして必要な部分のみ切り出す。

このトリミングもGarmin VIRB Edit上で簡単にできるようになっている。


次に走行ログ。

走行ログはGPX、FIT形式のものが取り込める。

こちらもGarminのサイコンであればFIT形式なので問題なく取り込み完了。


そしてここからがGarmin VIRB Editの本領発揮なのだが、GPSシンクで動画のスタート地点と走行ログのGPSスタート地点をシンクロさせる。



さらにサイコンで記録された各種情報を表示。

テンプレートが用意されているので簡単に適用できる上、それぞれ個別に追加、削除することもでき、さらにカスタムテンプレートとして保存しておくこともできる。

拡大、縮小が出来ない点を除けばかなり使いやすい。しかも動画を再生しながらでも設定できるので、実際に映像に合わせてパワーの値が動いている状態で追加、削除や位置を調整することができる。



設定が終わったら、右上にあるExportかShareをクリックすれば完了。

Exportではパソコン内に、ShareではYouTube、Facebook、Vimeoのどれかに直接アップロードすることができる。


こうして作成した動画がこちら。

まずは2010年12月のプロスペクトパーク。

当時はGoProのテストのために、まだ雪が残るプロスペクトパークをTrek 7.1 FXのクロスバイクで走った。パワーメーターもなにもなかったがケイデンスセンサーだけはつけていたらしい。



次は最近のものだが、9Wの先、奥の坂道としてヒルクライムトレーニングに使っているコースで撮影したもの。



Garmin ConnectやStrava、TrainingPeaksでもグラフやルートは見れるが、こうして映像とリンクさせると具体的なコースのどの地点※でどういう動き、ペダリング、出力をしていたのかが手に取るようにわかるし、シッティングだったのかダンシングだったのかもすぐにわかる。(※GoogleやBing Map表示上のログ地点は実際の場所と微妙にずれることも多い)


■まとめ・・・

ということで、新たに数万円の出費をする直前まで行ってしまったが、新規で買わなくても既に持っているガジェット(具体的にはGoProとGarmin Edge 800のサイコン)だけで十分使える手応えを感じた。

動画形式はMP4のみで、動画編集機能もトリミングや単純なトランジション(2つの動画を連続させる際の遷移効果)くらいだが、Adobe Premierといった他の動画編集ソフトと組み合わせれば、あらかじめ編集済みの動画を用意してさらにMP4形式に変換して出力することでどうとでも対応できる


惜しむらくは、自分の持っているGoProは購入後4年経った今から見ると映像の質が悪いこと。

最新のGoProやGarmin VIRB、Shimano CM1000では16百万画素の上、レンズやセンサーの質も随分向上していると思われる。

そしてMP4形式やそれこそ動画形式変換をかませば他のカメラで撮ったものでも可能なので、ライカさんに教えていただいたKodakのSP360といった特殊カメラでの映像も使えると考えると夢がひろがりんぐでビデオカメラを新調したくなる。




一方手持ちのGoPro。

4年前はかなり最新のモデルだったのではあるが、今では5百万画素というとスマートフォンにすら追い抜かれている・・・。



・・・。

スマートフォン?!

そういえば以前使っていた(そして紛失した)Samsung Galaxy S3ではファイル形式が3GPだったので取り込めなかったが、LG G3ではMP4の形式で動画が保存される。

そしてLG G3はスマートフォンでありながらFull HD(1080p)どころか4Kに対応しており、13百万画素とどう見ても4年前のGoProより性能がいい

しかもGoProと違い、スマートフォンは撮影目的でなくても常にライドに携行しているので、スマートフォン1つで済めば(マウントはつけないといけないが)余計なものを持たないという点でもメリットがある。

うーん、これはスマートフォンで撮影も敢行してみるべきか。




2 件のコメント :

  1. これは凄い、見事にサイコン情報がオーバーレイ出来ましたね。
    更にスマホの動画でも出来るなら色々と便利そうです。

    しかしGoProは流石にアタッチメント類が充実していますね。この辺りもGoProの強みですね。
    自分が買うならどれにすべきか。うーん、悩ましい(^_^;)

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    1. 今回のエントリでも触れましたがアクションカムとしてはSONYのHDR-AS100VかGoPro HERO3+ Blackですかね。ANT+情報は別途取り込めばどうとでもなるのがわかった今、純粋に動画品質といったアクションカム本来の性能で自由に選べるのはありがたいです。
      そういえばGoProはK-Edgeもハンドルバーマウント用のGoPro対応マウントを出してますね。

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