グループ名は現行のDura-Ace7900シリーズから9000シリーズに。7900シリーズと同じく電動シフトのDi2とノーマルシフトの2種類がラインナップされる。
特徴は以下の通り。
・Di2のシフトレバーはUltegra Di2のものと似た形になる。
・クランクのチェーンリングを固定するスパイダーアームが現行の5本から4本へ変更
・BB軸径は現行の24mmのまま。BB30やBB386EVO(FSA提唱の規格)のオプションはなし。
・フロントディレイラーの変速時の負荷(シフティングの重さ)は38%軽減される(Di2はスイッチ式なのでノーマルシフトの場合と思われる)
・ノーマルシフト式のコンポ総重量は1,908グラムで、7900シリーズより67グラム軽量化される。
・スプロケットとフリーハブは幅広になる。10速のスプロケは11速のハブに装備可能だが逆は不可。
・カーボン化については現行7900シリーズから変更なし
・ペダルも9000シリーズのPD-9000が出る
ちなみに11速のコグ構成はまだわかっていないらしいが、カンパニョロのコグ構成を見ることである程度予想することは可能である。
例えばカンパの11速の11-23スプロケットでは、11-12-13-14-15-16-17-18-19-21-23となっており、赤字にした18Tが11速になって10速から追加された部分である。
また、ホイールも9000シリーズとして以下のラインナップが予定されている。
・75mmカーボンチューブラー
・50mmカーボンチューブラー
・50mmカーボン&アルミクリンチャー
・35mmカーボンチューブラー
・35mmカーボン&アルミクリンチャー
・24mmカーボン&アルミクリンチャー
・24mmカーボン&アルミチューブレス
とまあここまで書いてきたが、ぶっちゃけ自分としては、電動には惹かれるが11速にはそこまで惹かれない。
というのも、これまで走ってきたレースの中で、「あともう1速あればどうにかなった(順位が上がった)のにっ!」となった事態がないからである。それどころか、ニューヨーク市内のレースではフロントはアウターで固定している。
自分の場合はともかく、プロのレースでも、「先頭集団に残ったのは11速を使っている選手ばかり」といった状況にはなっておらず、少なくとも11速か10速かでプロトンが分かれたり、勝負を左右しているようには思えないからである。
レースの種類(クリテリウムかヒルクライムか)やコースプロファイルによって、コグ構成を変えるのは当然であるし、自分も欧州遠征では平均勾配10%を超える峠を前にしてコンパクトクランクを装備したりもした。一方で、コースプロファイルに合わせて装備した20段のギアすら使い切ってしまい、ギアが足りないという状況になったことはない。
ということで、11速にするためにかける金があるなら、その分エンジン強化に回した方がよっぽど良いと思ってしまうのであった。
私も11速には特に惹かれません、理由はブログ著者さんと同じ+11速化によるチェーン寿命の低下を避けたいためです
返信削除シマノはカンパに追従せず、10速のまま電動やディスクブレーキといった方向性で進化をしていくと期待していたので、ちょっとガッカリしてしまいました
うーん、11速ですか。
返信削除自分もあまり興味はないかなー(別にあって困るものではないですが)
自分は新しいチェーンとホイールに興味がありますね( ゚∀゚ )
��てかスラムは新しいコンポ出さないのかしらん)
そうですね。多段化していくにしたがってチェーンの幅はどんどん狭くなっていきますし。そういえばカンパの11速用チェーンカッター(UT-CN300)は2万円前後するそうで、既存のメンテナンス工具が使えないというのももったいないです。
返信削除今日のエントリでも触れましたが、せっかくのコンポメーカーの差別化が薄れて横並びになってしまうのは悲しくもありますね…。
ホイールは互換性あるようですが、チェーン(CN-9000)はSuper narrow HGの名称で11速専用だそうです。他にも、スプロケット、シフター、ディレイラー、クランクは11速専用で10速コンポとの互換性はないとのことです。
返信削除SRAMの情報は本日のエントリで取り上げてみましたのでご参考いただければと思います。