ハンドルに取り付けた加圧センサーによって、握った分だけブレーキが効くという制動を実現させている。ちなみにハンドルの加圧センサーは前輪のみで、後輪はペダルを逆方向に漕ぐことでブレーキをかけるとのこと。というか、なぜ後輪だけピスト風仕様なのかよくわからんが、逆方向に漕いだ場合ということなので、単にペダルを止めるだけでもブレーキがかかるピストとはこれまた構造が違い、変な操作性になりそうだと考えてしまう。
ちなみにブレーキのようなクリティカルなものを無線化して大丈夫なのかという不安があるが、信頼精度は99.999999999997%らしい。ところがシステムに必要な電力は電池で供給するということで、電池切れの場合の信頼度は0%になりそうである。
なお、試作品はまだ受信機とバッテリーが大きすぎるようで、逆に普通のブレーキの方が軽い気がするのは突っ込んではいけないところである。
とはいえ、有線とはいえシフターも電動が目白押しの昨今であるので、新しい試みは評価したい。
新しい試みといえば、ご存知の方も多いと思うが、以前に無線式の電動シフターがすでに出ていた。
マヴィックのメカトロニック(Mektronic)である。
今からさること13年前の1999年に「これからは、変速装置はデジタルコードワイヤレスの時代です。」というキャッチフレーズ(?)が使われていたことは驚愕に値するが、なにしろ高価だったり専用サイコンの表示がおかしかったり、電波が強すぎて他のサイコンが使えなかったりといろいろ不具合があった。
中でも最大の問題は、変速がちゃんと決まらないことであり、変速機としての存在意義を自己否定するが如き欠点によって普及することなく消えていった。
ただ、その先見の明たるや賞賛に値すべきである。
惜しむらくは技術的な下地が整っていなかった当時の時代背景であり、蒸気機関が発明されていない時代に石油の採掘を始めるようなもので、「時代を先取りしすぎたために失敗した」といえる。
ちなみに時代を先取りしすぎたといえばこちら。
ファミリートレーナー
Wiiが「体を動かして遊べるファミリーゲーム」として世界的に大ヒットした20年以上も前、1986年にバンダイから発売された。Power Padの名称で海外展開もされていた。
まだスーファミもプレイステーションも登場しておらず、ゲーム機であればPCエンジンだろうがなんだろうが「ファミコン」と母ちゃんに呼称されていた時代にである。
20年も時代を先取りしすぎていたせいで爆発的ヒットにはならず、対応ソフトも結局10本しか出なかった。
が、当時人気を誇っていたTV番組、風雲たけしのゲームがファミリートレーナーで出るなどなかなかのものであった。
最後のラスボス(というかたけし)はチートのごとく強く、当時セーブ機能もない中で一発勝負で何度もやり直す羽目になった。
ただ、ジブラルタル海峡のアトラクションは森でやってるのに何で海峡なのかといった矛盾も誰も口にすることなく突っ走っていた当時は良い時代だったのかもしれない。
うーむ、マヴィックの話だったのが調子に乗りすぎて風雲たけし城になってしまった…。
うぁー懐かしい!持ってましたよコレ。早朝から兄弟でドタバタさせてたので親に怒られ、ファミコンは週に2回までという理不尽なルールが作られました(笑)
返信削除私も持ってました!
返信削除しかもうちのは操作性が悪いのかちょっと手を付く程度だと反応しなかったりするので、足や手で思いっきりドンドン、ビシバシ叩いて動かしてました(笑)