物欲紹介:Specialized Evadeの隠されたヘルメットサイズ

チャイナタウンからCitibikeで出発。





Bicycle HabitatというSpecializedの取り扱いショップへ。



フラッグシップモデルだけあってS-WORKS Evadeが展示されている。



サイズやカラーも一通り揃っている。



とりあえず無謀とはわかっていてもまずはSサイズを試す。

が、被ろうとする時点で側面が全く入らず不可能。

次にMサイズ。

これもやはり側面がきつくて頭を強引に押し込むことすらできない

最後の望みを託してLサイズ・・・。



き、きつい・・・。

ヘルメット内に頭を入れることはできるものの、やはり側面の両側サイドがきつく、常に側頭部を圧迫されている状態で長時間のライドは無理そうである。




だがしかし!

日本の紹介ページであらかじめ調べたところによると、SpecializedのPrevailやEvadeにはアジア人用の頭の形に合わせたアジアンフィットというモデルがあるはずだ!

そこで店員を呼んで、アジアンフィットがないか尋ねる。

が、店員の顔にハテナが浮かぶ。

「いや、サイズはSmall、Medium、Largeの三種類しかないよ」と。

「いやいや、単なる大きさのサイズ以外に、頭の形でアジア人用のモデルがあるはずだ」と聞き返す。

別の店員にも確認してもらうが「そんなの聞いたこともない」とのこと。

確かにSpecializedの公式ページを見ても、アジアンフィットのことについては一切書かれていなかったし、情報源は日本語のページのみ。

Googleで検索してもSpecializedシンガポールのページで触れられているのみで、少なくとも欧米のマーケットにはないらしい。

くっそー、マーク・シンヤード※めー、と思いながら途方に暮れる。(※Specializedの創業者兼CEO)

そして締め付けがきついLargeサイズを再度被ってみるが頭を締め付ける・・・。

短時間のレースならなんとかなるかなぁと思いつつも、やはり圧迫されてる状態で限界まで追い込むのはよろしくないし、身体的にも精神的にも辛そうである。


妥協するか、いや、でも妥協はしたくない・・・。

と考えながら、他のカラーのLargeサイズも試していく・・・。



と・・・。

おや・・・!?

ホワイト/レッドカラーのLargeサイズがなぜかきつくない。

ホワイト/シルバーやブラック/レッドなど、いろんなLargeサイズを試してみるが明らかにホワイト/レッドカラーのLargeサイズだけ圧迫が緩い

もしかしてこれだけアジアンフィットなのではと思い、箱を食い入るほど見てみるが、全く一緒(というかそもそもこちらでは1種類しかないので、ヨーロピアンフィット、アジアンフィットという記載自体がない)。



店員にも「同じLargeサイズでもサイズが違うんだけど」と確認してみるが、「いや、Largeサイズは1つだけで、全部同じ作りだ」とのこと。

個人的にはホワイト/シルバーが欲しかったので、ホワイト/シルバーの他のLargeサイズがないか聞くが、在庫はなく、しかもそもそも「LargeサイズはLargeサイズだろう」と言ってこちらの実感をわかってくれない。

まあ確かに店員としてはカタログの内容をそのまま答えるしかないのだろうが、自分としては明らかに商品個体差を感じ取れる



Specializedのようなメジャーブランドでそんなことがあるのかとも思ったが、以前Bontragerのタイヤで、全く同じモデルのタイヤを2本買ったのに11グラムも重量差があったので、メジャーブランドとはいえ普通に起こりうるのがこの世界なのだろう。


「商品個体差が大きいというのは信頼性という点でもマイナス」であるが、幸い今回の場合は良い方向に働いてくれた。

オンラインで買ったりしていたら間違いなく失敗していたであろう。

まさしくオーダーメイドしたようなホワイト/レッドのEvadeをその場で購入。



そういえばTimeのペダル Xpresso 12やパイオニアのペダリングモニターSGY-PM910Hなど、ピンポイントのレッドカラーが増えてきたので、ホワイト/レッドのカラーリングでも結構いけるんじゃないかと思ったのであった。






4 件のコメント :

  1. ヘルメットに個体差とかあるんだ・・・。
    自分の知識にないことを話されても柔軟に対応できる店員がいるショップがいいですねえ。
    こっちでもどうも頭がかたい人がいたりして困るときがあります。
    定員としてはルーチンワークをしてるつもりなのかもしれませんけどね。

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  2. 初心者ロードレーサー2014年4月29日 22:39

    タイヤやサドルにも個体差があるのでヘルメットに個体差があるのもまあそんなもんなのかなと。
    店員もピンからキリまでなのでやはり店員を見極める目というのも客に必要なのかもしれませんね。ちなみにうちのチームの人はそこらへんのショップのメカニックよりもよっぽど技術&知識が豊富だったりします。

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  3. サドルの個体差ありますねー
    「やった!ケツに合ったサドルを見つけた!これでサドル沼から抜け出せる!
    よ~し、予備をストックしちゃうぞ~」
    と買った2個目が、微妙にしっくり来ないことが2度ありましたよ(笑
    「このイタリア人め!ちゃんと仕事しやがれ!」
    って心から思いました(笑

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  4. 初心者ロードレーサー2014年5月1日 0:52

    そうなるともはや同じモデルでも信用できないのでオンライン購入は逆にリスクが増えてしまいますね。
    今回の私のヘルメットはアメリカでしたが、イタリア系は本当に質を疑ってしまいます。
    以前軽量サドルに手を出していたときは、Selle Italia系の軽量サドルを買おうか悩んだことがありましたが、10g以上個体差が出ているのをネットで知って購入をやめたことがあります。軽量サドルの10gとなるとあわや1割近くの重量差になるんでもはや「誤差」ではすまされない個体差だと思います・・・。むしろ「Handmade in Italy」と誇らしげに書いてあるのが逆に信用を無くしてるようで皮肉です・・・。

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