ブロンプトン内装変速のシフトケーブル交換



パンクに見舞われた日の夜、自宅へと帰路の途中に変速した際、バチンッという音とともにケーブルが切れる。

ケーブルの途中での断線で、耐久劣化により、ケーブルの張力に耐え切れなくなったのであろうが、思えば雨の日も雪の日も、5年間以上使い続けただけによくここまでもったものである。



変速が効かないのはかなり辛く、ケーブルが切れた状態では内装変速は一番重いギアになるため、一定勾配以上の坂になるとペダルが回せず、自転車を降りて引きながら駆け上がることになる。

これなんてシクロクロス?と思いながら自宅に到着。

平日夜は十分な時間が取れないのでその後もシングルギアと化したブロンプトンでなんとかやりすごす。

というかシングルギアがこれほどきついものとは・・・。

そしてまとまった時間を見つけて交換作業。



内装変速用のシフターを分解してケーブルを抜き出す。



そして新しいケーブルに交換・・・。



が・・・、シフターケーブルはDura-Aceのものしか買い置きがない。



ケーブルの太さ自体は同じなのだが、先っぽのタイコの大きさが違い、そのため内装変速用のシフターに入らない。



といっても、このためにブロンプトン用のシフターケーブルを買うのはばからしく、大は小を兼ねるということで、タイコ部分を削ることで対応する。



ちなみに英国仕様ということもあってかブロンプトンは専用部品っぽくて値が張る部品が多く、ただ実際はこのシフターケーブルも少し工夫すれば普通に互換性のある部品になるので高い金出して専用品を買うのがばからしくなる。

今回のシフターの場合、シマノのPTFEコーティングのシフトケーブルセット(2本入っている)とブロンプトン用の内装変速用ケーブル(1本)では同じケーブル数で見るとブロンプトンの方が値が張るのである。

なお、以前交換したスプロケットもブロンプトン用として専用品が売られている一方で、ハブに装着する規格はシマノ対応となっているので標準的なサードパーティー製のスプロケットでも装着可能である。

ということで、専用品じゃないとしても、そもそものシフターケーブルとしての質はシマノDura-Aceの方が上だろうという認識のもと、シマノのシフターを装着。

タイコもヤスリでガリガリ削ってシフター内に収まるようにカスタマイズ完了。



あとは普通にケーブルを張ってやって修理完了。



試し乗りでギア変速してみるが、ケーブルを引っ張る際の抵抗がなくかなりスムーズで、引きちぎれたケーブルはかなり劣化していたんだなぁとしみじみと感じる。

ケーブルひとつでこんなにストレスフリーになるとは。

これでまた新生ブロンプトンで通勤できるのであった。





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