ブロンプトンで自転車通勤中のブレーキが戻らない

このブログではたびたび取り上げているブロンプトンによる自転車通勤の厳しさ。

たとえばパンク修理。

ロードバイクだったらクイックリリースをサッと外してチューブ交換してやれば一発だが、ブロンプトンの場合、レンチで左右のネジを外し、さらにプーリーのネジも外さないとタイヤを取り外せない。

さらにパーツの多数が専用設計となっているので自由にサードパーティー製のものに変えられないもの厳しい。

一番辛いのはブレーキで、スプリングによる戻りが悪くなるのが早く、ブレーキをかけた後でもブレーキシューが戻りきらず、リムにこすれてブレーキを当て効きさせたまま罰ゲーム状態で走ることもある

先週末もブレーキシューがなくなってきて交換することに。

新品と比べるとずいぶん減っている。



ブレーキシューを新しくして心機一転・・・と思ったら、ブレーキワイヤーのテンションを一番ゆるくしても(=全く引っ張っていなくても)リムとすれてしまい、ホイールを手で回転させようとしてもすぐに止まってしまう。

両手でブレーキシュー部分を引っ張って開いてやればクリアランスが取れて干渉しなくなるが、ブレーキをかけるたびに完全に戻らないのですれる状態に逆戻りする・・・。とはいえ、毎回ブレーキをかけるごとに停止して手で戻すわけにもいかない。

長年乗っているロードバイクでは同じようなことは起こってないので、いっそのことブレーキ自体を別のモデルに換えてしまいたい。

が、専用設計かつ下引き(ブレーキワイヤーを下から這わせ、下に引っ張ることでブレーキをかける)ということもあり、専用ブレーキ以外の選択肢がない

というか特にリアブレーキはリアラックや折り畳み機構と一体化しているためブレーキの仕組み(下引きか上引きか)以前の問題でサードパーティー製との互換性がない。



今は新興バイクメーカーもいろいろあるし、電動スクーターやらなんやらと新しいモビリティ手段がバンバン出ているのに、専用設計なため良くも悪くも市場が切り離されて鎖国状態なマーケットとなっており、改善しなくても競争相手がおらず既得権益化しているとしか思えない・・・。

マクドナルドのマックフルーリーの機械が専用設計でアメリカから全世界に輸出されてアメリカ経済に貢献しているように、ブロンプトンの専用設計もずいぶんイギリス経済に貢献しているんだと思う。



とりあえず今は1年に1回はブレーキを新品に交換して凌いでいるが(ロードバイクではこんな頻度で換える必要ないのだが・・・)、この専用設計の呪縛からはなんとか逃れたいものである・・・。

ということでブロンプトン卒業も考えたが、外装変速のディレーラーでブレーキも他社と互換性のある(つまりシマノ製とかと交換できる)仕様でとなるとあっても20インチ。

今の通勤状態、オフィスビル内での移動も考えると16インチでないとサイズ的に厳しい。

16インチはmm(ミリメートル)のETRTOサイズ表記では349mm、20インチは409mm、16インチに近いのではTyrell IVEの355mm(18インチ)なんてのもあるがアメリカで普及しているDahonやTernは20インチが主流。



そこのあたりがネックになってブロンプトンから卒業できずにいる。

いっそのことパーツは全部サードパーティー製でいいならフレームだけ自分で作ってしまいたいが、溶接の技術も設備もない。

個人でも3Dプリンタで簡単にフレームを作れる時代がくればいいのに・・・。

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